山行の記録　保色富士～真西峰（新保色山）　

■保色富士～真西峰（新保色山）■

真西峰から見る岩茸嵓

■	年月日	2019年2月17日
■	天気	晴れ
■	同行者	KO氏，SM氏，Jino，AO氏
■	行程	野口林道終点・登山口8:30頃－9:16 P742とP607の間のコル9:27－10:14 P845とP742の間のコル10:17－11:10 P845(保色富士)12:18－12:55真西峰(P.903.4・新保色山)13:17－13:41 P868とP903.4の間のコル13:52－16:24清水谷林道終点駐車地　　（途中休憩、撮影時間含む）

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コース

GPSトラック記録より

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行程
断面図

※標高には誤差がある可能性があります

Jino氏より真西峰への山行のお誘いを受け，出かけてきた．同行のKO氏から，北山一揆の際，一揆軍が立てこもったという岩茸嵓の全景をみたいとの依頼があり，今回の山行を計画したとのこと（岩茸嵓を訪ねた記録はこちら）．KO氏は林業に携わっており，年齢は86歳とのこと．SM氏も，北山一揆の討伐軍が辿ったルートを辿りたいとのことで，今回のルートがその道筋にあたるようだ．

　８時過ぎ，Jino氏とAO氏を迎えに行き，飛鳥町の光福寺でKO氏，SM氏と合流し，その先の野口林道の終点登山口に向かう．聞くと，下山口の清水谷終点に１台車を置いてきたとのこと．８時半過ぎ出発．　今回のルートは，地形図に記載がない．Jino氏が一度歩いたとのことであるが，道ははっきりしなかったとのこと．自分が先頭でルート探索をし，Jino氏がKO氏に付き添っていくことに．まず，最初のP742とP607の間のコルを目指す．杉植林の中の，杉柴に覆われたかすかな道あとを探しながら辿る．途中→だけの看板も見られ，登山ルートにはなっているようだ．少し迷いながらも最初のコルに到着．新宮FCCの記述のある看板があるが，なんと書かれていたのか読み取れない．ひと息ついて，次のP845とP742の間のコルを目指す．P742の西を巻いていく．コルに到着し，ひと息つく．KO氏が地面の土を指しながら，飛鳥と五郷で土の種類が違うことなどを話してくれる．

杉柴に覆われたかすかな道を辿る

　

矢印の道標があった

　

P742とP607の間のコル

　

P845とP742の間のコルへの登り

　

さて，最初の845mのピークを目指す．頂上直下の急坂を上り山頂へ．保色富士の山名プレートが沢山かかっている．展望もよい．遠く熊野灘の海が光っている．長尾山から続く山並みも見える．長尾山の手前に見える山は，先日訪ねた辛怒田城跡のある山のようだ（辛怒田城跡を訪ねた記録はこちら）．少し早いが，昼食休憩とする．

途中で見かけた道標

　

なかなかの急坂だ

　

保色富士山頂

　

熊野灘が見える

　

長尾山（中央のピーク）と辛怒田城跡のある山

　

さて，真西峰に向けて出発．頂上下で大きな岩を見る．そこからほどなく山頂である．ここには新保色山の山名プレートが．三角点のあるところから少し北東よりの所で展望が開けており，岩茸嵓が見えている．少し木々の枝にじゃまされているが，その全貌がよくわかる．O氏も満足そうである．

保色富士から下る

　

真西山への登り（Jino氏撮影）

　

振り返って見る保色富士
　

真西峰（新保色山）山頂

　

真西峰から見る岩茸嵓

　

真西峰からの展望

　

さて，下山にかかる．さらに北に稜線を辿り，P868との間のコルを目指す．このコルをグミの木垰と言うようだ．ここからP868に登り，岩茸嵓を経て清水谷に下るルートもとれるが，まっすぐ清水谷に降りることとする．道はなく，土石流の跡の大きな石がごろごろしている中を，ルートを探しながら慎重に下る．ようやく岩茸嵓から降りてくるルートと合流する．ずいぶんと時間がかかってしまい，岩茸嵓をまわってくる方がよかったねと，反省である．ただ，途中岩茸嵓を間近に見られたのが救いであった．その先も，足元の悪い中を歩き，堰堤の所でロープを使って高巻きするなどしながら，ようやく清水谷林道終点に無事下山する．O氏運転の年代物ながらよく手入れされたスプリンターで登山口まで戻り，解散する．