辛努田城跡のある638mピーク(左) |
■ | 登山日 | 2018年3月18日 |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | Jino氏,I氏 |
■ | 行程 | 駐車地8:29−8:54吉や奥峠8:59−10:17 618mピーク(大馬山)10:43−11:01 638mピーク(辛努田城跡)12:14−13:02深沢峠への道に合流13:05−14:24大馬登り口−14:30大馬神社駐車場【6.8km】
(途中休憩、撮影時間含む) |
■ | 行程 断面図 |
※標高には誤差がある可能性があります |
Jino氏より辛努田(からぬた)城跡を訪ねるが,一緒に行かないかとのお誘いを受け,出かけてきた.辛努田城とは天正年間,太閤検地に反対した北山郷民が起こした一揆を鎮圧するために築かれた山城とのことである.熊野市飛鳥町と井戸町の境界,標高638mの山頂にあったという.地形図上には道はなく,藪こぎを強いられるかもしれないという.
県熊野庁舎で待ち合わせる.今回はJino氏とI氏との3人である.車2台で出発.下山口の大馬神社駐車場に1台置き,登山口へ向かう.吉や奥峠に向けて沢沿いに続く破線道をたどる予定である.県道156号線小阪峠手前の沢の所に駐車する.沢の左岸に沿って新しい林道が開設されている.我々は沢の右岸に沿う山道に入る.最初ははっきりしていた道もすぐに不確かになる.しばらく歩いたあと,林道に移る.その林道も少し行ったところで大きく折り返してしまう.その頂点の所から伸びている山道をたどる.ひと登りして吉や奥峠に到着.広い平坦な峠である.
登山口の脇にあった地蔵 |
登山口 林道が開設されている 我々は橋を渡った沢沿いの道を行く |
沢沿いの道 |
沢沿いの道が不確かなため林道を行くことに(Jino氏撮影) |
林道が大きく折り返したところから吉や奥峠に向けて登る |
(Jino氏撮影) |
吉や奥峠に到着 |
ここから辛努田城跡までは地形図に道の記載がない.稜線をたどるルートを考えているが,等高線が入り組んでおりそのとりつきまでがわかりにくい.峠にははっきりとした踏み跡が認められるが,地形図の破線道とは少し異なっているようだ.道の探索も兼ねてその一つに入ってみる.東に向かう尾根を行く道の途中まで行く.道はさらに続いているようだ.元に戻り,545mピークの北をトラバースする道に入る.この道にも途中分岐する道が認められる.作業道かもしれない.地図で確認しながら,ようやく稜線にのる.踏み跡は薄いところもあるが,石組みで補強されたところもあったりと,わりとしっかりとした道が認められる.618mピークから東に派生する尾根の途中から,その北側をトラバースし,ピークの北の所で尾根を直登して618mピークに到着.大馬山の山名プレートがぶら下がっている.ここで大休止.展望はあまりきかないが,木々のすき間からわずかにこれから向かう辛努田城跡のある638mピークが覗いている.
618mピークを目指す 道は所々石組みで補強されている |
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ところどころヤブっぽいところも |
618mピークへの登り |
618mピーク 大馬山の山名プレートがぶら下がっている |
木々のすき間にこれから向かう辛努田城のある638mピークが見える |
さて出発.途中少し藪っぽい所もある.それを避けながら638mピークを目指す.ピーク手前の土止めした階段を上り,山頂に到着.頂上は平に削られた平坦地で,城があった様子がうかがえる.しかし,一帯は杉の木が植林されており,展望はきかない.付近を探索すると.北西側の一段下がったところに,帯状の平坦地も認められる.西側には堀切の跡らしきものも認められた.昔の様子などに思いをはせながら昼食休憩とする.
不確かな道を638mピークを目指す |
638mピーク(辛努田城跡)に到着 山頂は平坦だ |
一段下には帯状に平坦地がある |
帯状の平坦地 |
石組みのあとらしいものも認められる |
石組みのあと? |
Jino氏のいれてくれたコーヒーを楽しんだあと,下山にかかる.稜線を西にたどる.途中開けたところから井戸町方面がよく見えている.いくつかの小ピークを越え,大馬と深沢峠を結ぶ道に合流.あとは1月に歩いた大谷峠越えの道を逆にたどり,大馬に向かう.3人とも逆向きに歩くのは初めてで,印象が違うね,などと話しながら,無事下山する.
下山途中,井戸町方面を望む |
椿の花が咲いていた |
峠道との合流点を目指す |
ところどころヤブっぽいところも |
振り返ってみる辛努田城跡のある638mピーク(左)と618mピーク(右) |
(Jino氏撮影) |
(Jino氏撮影) |