玉置神社参詣道を歩く

道

渓流沿いに続くいにしえの参詣道
               
年月日  2019年3月17日
天気  晴れのち時々雨
同行者  二歩の会
行程 駐車地8:34−8:49近畿自然歩道出入口−10:35近畿自然歩道出入口・林道(休憩)10:45−10:50鉄の階段・登り口−11:25玉置神社12:32−12:55本宮辻−13:17林道別れ13:21−13:45地蔵−14:13駐車地   
(途中休憩、撮影時間含む)
    
行程断面図
  
行程断面図
※標高には誤差がある可能性があります



二歩の会の今回の山行は,玉置神社の旧参詣道である.前回竹筒から歩いた道とは又違う道である(前回の記録はこちら).奈良県十津川村玉置川地区から玉置神社に向かういにしえの参詣道で,現在,近畿自然歩道にもなっている.朝7時,集合場所に着くと,もう皆さん集まっておられる.今回の参加は18名とのこと.早速車に分乗して,駐車地の玉置川旧小学校跡を目指す.駐車地では,地元のT氏が見えられ,ルートのことなど話してくれる.我々が往路に辿る道は木本街道と呼ばれていたようだ.一昨日,釣り客が熊を見たとのことなので,注意するようにとの話がある.準備運動をして出発.登り口までT氏も同行してくれる.いったん車道に出て登り口に向かう.前方の岩倉のある山が宝冠の森とのこと.途中,滝があり,また大きな岩陰に小さな祠を見る.近畿自然歩道の標識のあるところから山道に入る.

小学校跡
駐車地の小学校跡

 
T氏のお話を伺う

 
宝冠の森
宝冠の森

 
滝
車道脇に見られた滝

 
祠
大きな岩陰の祠

 
道
道標の所から歩道に入る

 

 道は少し荒れているが,幅の広い立派な道である.渓流に沿って,その左岸を行く.気持ちのいいところだ.やがて橋を渡って右岸に渡り,なおも渓流に沿っていく.途中,いくつもの小さな滝を見る.ところどころにある鉄板を渡した橋や丸木の橋を渡るが,だいぶんと朽ちかけていて,渡るのに少し不安を覚える.ルートはおおむね地形図のとおりだが,川の上流部で大きくはずれている.地形図の破線は北方向に向かっているが,道は谷に沿ってさらに北西方向に続いている.やがて左側の斜面が広く伐採されたところに出る.ちょうど本宮辻の東側のあたりだ.伐採地の最上部のあたりにかすかにガードレールが見える.ここまでは傾斜もなだらかな道であったが,ここから道は北方向に向きを変え,傾斜も少しきつくなる.小さな渓流を渡ったその先で伐採地に出る.鹿よけの防護ネットが張られている.防護ネットを抜けたところで再び植林の中に入り,ずんずんと登っていく.その先,前回訪れたとき,林道の上で見かけたのと同じ石組みが現れてくる.その横を歩き,階段を上ると,林道である.ここで大休止.ミツマタの花が満開である.アセビの白い釣り鐘状の花もきれいに咲いている.

道
歩道を行く

 
道
石垣も積まれた道だ

 
道
渓流沿いを行く

 
道

 
道
鉄板を渡した橋を渡る

 
滝
小さな滝が次々と現れる

 
滝

 
道
丸木の橋を渡る
 
滝

 
道

 
ミツマタ
ミツマタの花が咲いていた

 
滝

 
道

 
道
伐採地に出た
 
休憩
伐採地を抜けたところで小休止
 
道
ここから徐々に傾斜がきつくなる

 
道
小さな沢を渡る

 
道

 
道
伐採地に出,鹿よけの防護ネットが現れた

 
展望
先ほど通った伐採地の上部 右上の隅っこのあたりが本宮辻

 
道
伐採地を抜け,再び植林の中へ

 
道
植林地の中を登る

 
道
石組みが現れてきた

 
道

 
道
階段を上って林道へ

 
アセビ
アセビがきれいに咲いている

 
ミツマタ
ミツマタも満開だ

 
ミツマタ

 

 さて,出発.林道を本宮辻の方へ少し進み,鉄の階段の所で,玉置神社に向かう山道に入る.途中少し藪っぽいところもあるが,よく手入れされた,巨木もある杉の植林の中を登っていく.やがて前方に玉置神社の建物が見え,その石垣の下を通って鳥居の所に出る.神社に参拝し,休憩所で昼食とする.

道
林道から鉄の階段を上って玉置神社に向かう

 
道

 
道
>
 
道
神社の建物が見えてきた
 
道

 
大杉
道の下に見える大杉 胸高幹囲約8.7m,高さ約40mとある

 
玉置神社
鳥居をくぐって玉置神社に参拝

 

 さて,帰路につく.記念写真を撮り,奥駆け道を本宮辻に向かう.このころから風が強くなり,少し時雨れてくる.時にみぞれが混じることも.それぞれに雨具をつける.本宮辻の少し手前の所で,早春の花,バイカオウレンがきれいに咲いている.本宮辻からは,しばらく車道を下る.車道が大きく西にカーブするところに,東に向かう林道が開設されている.車止めのゲートを抜けた先に右に向かう山道がある.先日竹筒から歩いた道である.そして非常にわかりずらいが,よく見ると林道の左手にも道が伸びている.これが今回辿る道である.この道に入る.しばらくは植林の中,なだらかに下っていく.この道も地形図には載っていない.やがて大きく南に向きを変える地点に小さな祠があり地蔵が祀られている.ここから急坂をジグザグを切りながら下っていく.よく見ると,すっかり落ち葉に埋もれているが,石段が組まれていたようだ.ずんずんと下り,やがて人家が見えてくると,まもなく駐車地である.全員無事帰着する.菜の花がきれいに咲いていた.
帰路,清流荘で温泉に入る.近くの山肌に,昨年新種記載されたクマノザクラが満開を迎えていた.

バイカオウレン
バイカオウレンが咲いていた

 
バイカオウレン

 
展望
本宮辻から望む 正面の伐採地が先ほど通った鹿よけの防護柵のあるところ
 
道
林道から左手の道に入る

 
道

 
道

 
地蔵
地蔵

 
地蔵

 
道
急坂を下る

 
道
落ち葉に埋もれた石段
 
道
ずんずんと下る

 
道

 
菜の花
集落につくと菜の花が満開だった

 
クマノザクラ
清流荘近くのクマノザクラ

 

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