あけぼの平 |
■ | 登山日 | 2018年7月16日 |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | Jino氏,AO氏,AS氏 |
■ | 行程 | 林道駐車地7:25−8:50登山口9:05−9:48七面尾の鞍部10:06−11:40七面山西峰12:00−12:13あけぼの平12:55−13:10槍ノ尾ノ頭−あけぼの平13:26−15:08七面尾の鞍部−15:33登山口15:50−17:00林道駐車地
(途中休憩、撮影時間含む) |
Jino氏より,七面山に行かないかとのお誘いを受け,出かけてきた.大峰山脈主稜線の八経ガ岳と釈迦ヶ岳の中間あたりから派生する尾根上に位置し,西峯と東峰の二つの峰を持つ双耳峰である.登山口までは,我が家から100kmあまりある.朝の4時に出発と言うことで,途中我が家に寄ってもらうことに.
4時20分,我が家を出発.今回の同行者は,Jino氏,AO氏,AS氏である.311号線から168号線をたどる.早朝のため交通量も少なく快適に走る.大塔町の宇井で県道235号線に入り,林道を経由して駐車地のあるゲートへ着いたのは7時15分であった.かつては登山口まで車で入れたようだが,崩落等があり現在はここまでである.ここから登山口まで1時間余り歩かなければならない.
7時25分出発.駐車地のすぐ先で舟ノ川を渡渉しなければならない.登山靴のままでは靴に水が入りそうだ.サンダルに履き替えて渡渉する.さて,ここから荒れた林道歩きである.少し行ったところで,路盤が完全に崩落している所があり,高巻きして通り抜ける.その先,小さな滝があり,水が路面を流れているが,靴を履いたままで支障がない.少し行くとまた滝が.こちらの滝は2段に落ちており,きれいな滝である.つづらおりの荒れた林道を登っていく.途中,あいにくと少し霞んではいたが,明星岳がきれいに見えていた.8時50分,登山口に到着.気温26℃.
途中の集落から見た景色 |
ネムノキがきれいに花を咲かせていた |
駐車地からすぐに,舟ノ川を渡渉する |
ゲートを抜け荒れた林道へ |
路盤が崩落している |
崩落地を高巻きする(Jino氏撮影) |
小さな滝がある |
2段の滝が流れ落ちている |
荒れた林道を行く(Jino氏撮影) |
明星岳が見えた |
登山口に到着 |
ここからは七面尾の鞍部まで標高差およそ300mの登りである.杉の植林地の中を小さなジグザグを切りながら登っていく.なかなかの急坂である.気温が少し低いのと,木陰であることが幸いだが,それでも汗が吹き出してくる.あえぎあえぎ登り,ようやく鞍部に到着.大休止とする.木の間越しに槍ノ尾ノ頭が見えている.
さて,西峰を目指す.1397m峰を越えた先,登山道に木の根が張りだしている.鎖を渡したヤセ尾根もある.注意しながら進む.所々に急坂を交えながらずんずんと登っていく.シャクナゲの群生地を過ぎ,やがて林床が笹に覆われてくると山頂は間近だ.11時40分,西峰(1619m)に到着.予想より少し時間がかかったようだ.目の前に釈迦ヶ岳が見えている.
登り始めてすぐ,集材に使ったのだろうかウインチが放置されていた |
ヤスデの仲間が林床を這っていた |
七面尾の鞍部に到着 |
槍ノ尾ノ頭が見えている |
西峰に向かって登る |
木の根が露出している |
ヤセ尾根を慎重に進む |
シャクナゲの群生地を行く |
林床に笹原が見えてきた |
笹原の中を行く(Jino氏撮影) |
七面山西峯に到着 |
目の前に釈迦ヶ岳が |
このあとの行動を検討する.当初,東峰を往復したあと槍ノ尾ノ頭を往復し,下山する予定であったが,帰りの時間を考えると,両方行くのは無理のようだ.東峰を割愛し,槍ノ尾ノ頭へ向かうことにする.
笹原の中の道をたどりあけぼの平を目指す.槍ノ尾ノ頭の下に広がる,広い笹原である.登山者が二人,ちょうど出発するところであった.これから下山するとのこと.広い笹原の一角に腰を下ろし,まず昼食とする.目の前に割愛した東峰がそびえている.断崖絶壁の峰だ.昼食後,ひと息ついた後,槍ノ尾ノ頭を目指す.山頂少し手前,何か建物が建っていたのだろうか残骸があり,ドラム缶がひとつ転がっていた.槍ノ尾ノ頭山頂(1556.8m)はあまり展望がきかない.あけぼの平に戻り,ひと息ついて下山にかかる.西峰の山頂下で笹原の山腹をトラバースしてショートカット.あとはひたすらに下るのみ.17時駐車地に到着.帰路,大塔温泉夢乃湯で汗を流し,自宅に着いたのは20時20分であった.
あけぼの平に到着 先行者二人が出発するところであった |
広い笹原の緑が素敵だ |
あけぼの平から見る七面山東峰 |
断崖絶壁だ |
あけぼの平から見る釈迦ヶ岳 |
槍ノ尾ノ頭へ行く途中で見かけた枯れ木 |
槍ノ尾ノ頭山頂 |
三角点 |
急坂を下る |
暑さの中,急坂に汗をかき,なかなかハードではあったが,あけぼの平の展望と,広い笹原の緑にいやされることが出来た山行であった.