刈込池

刈込池

刈込池
               
登山日  2017年7月29日
天気  曇り時々小雨
同行者  単独
行程 上小池駐車場7:10−7:15林道・分岐−7:55刈込池8:10−8:35打波川・橋−9:05三ノ峰登山口−9:25上小池駐車場   
(途中休憩、撮影時間含む)



7月29-30日,所属する三重クモ談話会と中部蜘蛛懇談会の合同合宿が白山市で開催される.これに合わせてどこかひと登りしてこようと考え,付近の山を探し,白山から別山に続く三ノ峰を候補に計画を立てていた.ところが,このところ各地で集中豪雨があるなど天気が安定しない.地図を見ていると,三ノ峰の登山口近くに刈込池というのがあり,刈込池自然研究路の表示がある.2時間もあれば一巡り出来そうだ.合宿の集合時間が13時なので,登山口を10時に出れば間に合いそうだ.ということで,三ノ峰はあきらめ刈込池を目指すこととする.

 28日夜,自宅を出発.新名神から北陸道を辿り,福井ICで下りる.国道158号線から県道に入り打波川に沿って上小池の駐車場を目指す.所々道幅も狭く,20km余の道のりを小一時間かけて,1時過ぎ駐車場に到着.数台の車が停まっている.気温21℃.星が輝いている.明日の晴天を祈りながら,後部座席に寝床をしつらえ,シュラフに潜り込む.

 5時30分,鳥の声とヒグラシの鳴き声で目が覚める.外に出てみると車の数が10台ほどに増えている.期待に反して厚い雲が空をおおっている.来る途中で買ってきたパンとコーヒーで朝食を済ませ,出発準備をしていると,雨が降ってくる.どうしようかと思案していると,登山者が一人戻ってくる.別山まで行く予定で途中まで行ったが,雨が降ってきたので中止にしたとのことで,帰っていく.しばらく車の中で様子を見ていると,まもなく雨が止む.少し遅くなったが出かけることとする.  駐車場の奥から登山道に入る.「熊の出没に注意下さい」の看板がある.しばらくは下りである.ぬれた石でのスリップに注意しながらゆっくりと下る.途中に大きな栗の木がある.案内看板によると,幹周り5.7m,樹齢約50年とある.5分ほども下ると林道に行きつく.左にとると三ノ峰への登山口に続く.刈込池へは正面の橋を渡る.

登山道入口
駐車場の奥から登山道に入る

 
栗の木
大きな栗の木がある

 
分岐
分岐に行きつく 刈込池へは正面の橋を渡る

 

 橋を渡って登りはじめる.石段道である.段差が大きく,ずんずんと高度を稼ぐが,なかなかしんどい.周りはブナなどの混じる自然林で,なかなか雰囲気がよい.あと500段などの看板にはげまされながら,道ばたの花の写真を撮ったりしながら,ゆっくりと登る.前方が明るくなる.ようやく登りついたようだ.

道
石段の続く刈込池への道 

道
 
 
イモリ
道ばたにアカハライモリがいた

 
道
段差の大きい階段を登る

 
森
周りはブナなどを交えた自然豊かな森だ

 
途中見かけた花

 
花

 
花

 
花

 
花

 
道
前方が明るくなってきた

 

「刈込池まで0.4km」の標識がある.しばらく平坦な道を進み,少し下ると,左手に光る湖面が見えてくる.刈込池である.水際まで下りてみる.森の中の,静寂に包まれた,それほども大きくない池だ.湖面の手前には水草が葉を広げており,その先には糸トンボがたくさん飛んでいるのが見える.その静かな湖面に対岸の森が映っている.ここからは,当初予定していた三ノ峰も見ることが出来るようだが,あいにくと今日はガスの中だ.

道
あと4km

 
道
平坦な道を行く

 
池
木の間ごしに湖面が見えてきた

 
刈込池
刈込池に到着

 
刈込池
湖面に対岸の風景がきれいに映っている

 
刈込池

 

 しばらく景色を楽しんだあと,下山にかかる.時間の余裕もありそうなので,周回することとし,先に歩を進める.しばらく行くと急な下りだ.ぬれた石に注意しながら下る.下りきったところが打波川である.雨のせいか水量が多い.少し下流に行ったところで吊り橋を渡り,林道に出る.途中,三ノ峰登山口を右に見る.その先,川をはさんだ左手に岩屑を多く含む崖が見える.案内看板によると岩屑雪崩による堆積物とのことである.さらに歩を進め,分岐に到着.ひと登りして駐車場に戻る.

花
池を周回する道で見かけたアジサイ

 
ブナ
ブナの林の中を行く

 
刈込池
東端から見た池の全景

 
ブナ
気持ちのよい道だ

 
道
スリップに気をつけながら道を下る

 
花
キツリフネが咲いていた

 
花

 
吊り橋
吊り橋で打波川を渡る

 
三ノ峰登山口
三ノ峰登山口

 
コムラサキ
コムラサキがいた

 
川
打波川

 
崖
岩屑の堆積した崖

 
イカリモンガ
足元をチラチラと飛んでいたのはイカリモンガ

 
栗
大栗の木

 

深い自然の中,静かな山歩きを楽しめる道であった.


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