自宅発6時18分,途中コンビニと大台の道の駅に寄ったあと,湯谷峠を越える.ふもとの飯高町宮本付近から見ると三峰山が白くなっているのが見える.林道に入り,道路状況を心配したが,積雪も路面凍結もなく,無事福本の登山口についたのは8時35分であった.1台車が停まっている.先行者がいるようだ.ここから登るのは初めてなので少し心配していたが,一安心.車載の温度計で1℃である.日差しもあり,暖かい感じがする.荷物を作り出発する. 登山道に入ると,すぐ杉の植林地である.結構な傾斜のある中を,道はジグザグにつけられている.最初はなごりの雪が少し残っている程度であるが,高度を上げるにつれて少しずつ白くなってくる.それでも数pの積雪である.およそ1時間ほども登ったあたりでようやく植林が切れ雑木林となる.が,それもつかの間,すぐにまた植林となる.その先で再び雑木林となり,三峰山の南斜面をトラバースするようにして八丁平へ向かう.八丁平手前で展望が開け,目の前に迷岳が大きく見えている.西に目を移していくと,遙か遠くに大台の山並みから大峰の山並みをかすかに見ることができる.
八丁平は,雪も少なく,所々地肌が見えている.風もなく暖かい.奈良県側から登ってきた人たちであろう,多くの人でにぎわっている.少し展望を楽しみ,写真を撮ったあと,山頂に向かう.山頂も多くの人でにぎわっている.長居は無用と,平倉峰への道へ入る.こちらは雪が深そうだ.入ってすぐの所で二人組がスノーシューをつけている.自分はここまでノーアイゼンできた.スノーシューも背負っているが,つけるのも面倒だ.少し様子を見てみようと先へ進む.先行者のトレースがあるので,それを辿っていく.雪もしまっており,トレースのないところに踏み込んでも,くるぶしの少し上くらいまでである.樹氷を期待したが,暖かい.木々の枝についたエビのしっぽも溶けかかっている.風が吹くと,はらはらと落ちてくる.平倉峰へ向かう人は少ないようだ.途中一人に出会ったのみで,平倉峰に着く.誰もいない.倶留尊山,大洞山がきれいに見えている.さらに先へ進んでいる人もいるようで,トレースがのびている.そのうち先ほどのスノーシューをつけていた二人組がやってくる.さて,今日はここまで.戻ることとする.
相変わらずはらはらと落ちてくるエビのしっぽの中を三峰山に向かう.途中で出会った人と話をすると,先月24日に来たときには雪はなかったとのことであった.三峰山近くまで来ると,にぎやかである.先ほどにもまして多くの人がいる.林の中にそれぞれ場所を占めて昼食中である.ちょうど昼時,自分も少し離れたところに腰を下ろして昼食とする.人の声がなければいい雰囲気なのだが・・・.昼食を終えて,さて帰ろうか.八丁平も多くの人でにぎわっている.雪はさらに融けている感じだ.下り道の雪もずいぶんと融けかかっている.スリップに注意しながら,アイゼンなしで下る.駐車地に着くと,車が2台増えていた.
樹氷に期待したが,気温が高く,少し期待はずれだった.それでも,今年初めての雪の中のハイキングを楽しむことができた.
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