大瀬山

さぎりの里付近から見る大瀬山

さぎりの里付近から見る大瀬山
               
登山日  2015年1月18日
天気  晴れ
同行者  単独
行程  駐車地12:03−12:47最初の尾根12:53−12:55稜線の道−13:24 520mピーク西の鞍部13:30−14:32大瀬山14:46−16:07 520mピーク−16:30 440mピーク16:41−17:03道路−(登山口探索)−17:16駐車地【約6km】  
(途中休憩、撮影時間含む)
  
行程
断面図
行程断面図
※標高には誤差がある可能性があります



穏やかな冬晴れの日.思い立って,御浜町と紀和町の境にある大瀬山に登ってきた.ネットでの検索で,風伝峠から登った記録を見つけ,掲載されている小さな地図からおおよそのルートを読み取ると,風伝峠の少し先の尾根から入り,その先で,御浜町と紀和町の境界尾根を辿るようになっているようだ.また,写真に登り口の案内板が映っているので,行けばわかるだろうと,詳しく調査することなく出かけた.急な思いつきであったため,出発は昼前となってしまった.途中地元農産物の販売所であるさぎりの里で昼弁当にサンマすしを買い,風伝峠に向かう.

峠を少し紀和町側に下ったところの尾根の末端付近を,登り口を探しながらゆっくりと車を進めるが,法面が急で,金網がかぶせられているなど,登れそうなところが見あたらない.やむなく峠まで戻り,路肩の広いところに車を止める.地形図を検討し,町の境界に沿って登っていけばいいだろうと,風伝峠の石柱のあるところから入山する.道らしきものは見あたらず,間伐木だろうか,倒木の多い,また,所々の藪の中を登る.小一時間ほどもかかって,ようやく境界の標高420m付近で道型に出会う.当初考えていた尾根から派生する小さな尾根の処である.

風伝峠の茶屋
風伝峠の茶屋

 
登山口
ここから登り出す

 
碑
すぐの処で見かけた石塔

 
倒木の多い斜面を登る
倒木の多い斜面を登る

 
ウラジロが茂っている
 ウラジロが茂っている

 
道
 ようやく道型に出会う

 

尾根の北側を行く道を少し行くと,当初考えていた道に出会う.これで一安心.はっきりした道を南下する.道は尾根の西側をトラバースするようについている.しっかりした道だ.途中炭焼き窯を見ながら進んでいくと,520mピークの手前から少し西にはずれていくため,小尾根を辿って稜線へ登り,520mピークのすぐ西の鞍部に登りつく.そこから稜線を辿ろうとするが,藪が濃そうだ.かすかな踏み跡をたどっていくと,また,稜線から離れていくので,次の尾根を辿って稜線に復帰する.ここからはおおむね道もはっきりとしている.少し行った先で,西側斜面が伐採された一面のススキ原に出,展望が開ける.一族山が目の前に大きく見えている.行く先に大瀬山も見える.

展望
 展望が開けた 一族山が見える

 
大瀬山
目指す大瀬山も見える

 
展望
西側斜面は一面のススキ原だ

 

ここからはおおむね境界の稜線に沿って進む.ススキや灌木が覆い被さって煩わしいところもあるが,おおむね道はしっかりしている.途中,左側にNHKのテレビ中継所を見る.最後のひと登りで大瀬山に到着する.山頂は木々の中で展望はきかないが,少し北側に降りると展望が開けている.目の前に一族山.その奥にツエノ峰.さらにその奥に,大峰山脈の笠捨山がのぞいている.さらに右へ稜線を辿っていくと,白い雪をかぶった釈迦ヶ岳から大普賢岳までの稜線も遠望できる.さらに右を望むと白倉山や紀和町の玉置山も望める.

  
NHKテレビ中継所
NHKテレビ中継所

 
展望
途中からの展望

  
大瀬山山頂
大瀬山山頂

 
展望
大瀬山からの展望 一族山

 
展望

 
展望
遠く雪をかぶった大峰の山々も見えている

 
展望

 
展望
紀和町の山

 

さて,下山である.帰りは稜線通しに進むこととする.途中520mピーク西の鞍部へ降りるところで,ルート探しに手間取ってしまう.520mピークでルートを確認し,左に折れる.所々赤テープが巻かれているが,踏み跡ははっきりしない.途中,炭焼き窯の処で巻き道に降りる.440mピークまで進み,当初予定の尾根を下ろうとするが,道が見あたらない.上から見た限り,尾根筋は藪が濃そうだ.手前の谷すじの方が倒木が多いものの,下りやすそうなので,そちらをとる.右に左にと降りやすそうな処を選びながら下る.下りついたところに堰堤があり,その先にガードレールが見え,一安心.それもつかの間,道路との間が,幅も深さもある大きな溝になっていて,とても越えられない.溝の端っこで道路に降りられそうなところを見つけ,ようやく下山する.尾根筋の登り口を確認しようと,徒歩で歩いてみるが,よくわからなかった.

ススキの中の道を行く
 ススキの中の道を行く

 
下山
ここに降りてきた ガードレールの内側は深い溝

 

3時間もあれば行ってこれるだろうと思っていたが,思わぬルート探しに時間を食ってしまい,なかなか手強い山であった.


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