各地から紅葉の便りが聞かれる中,天気を見計らって友人二人を誘い,桧塚奥峰を訪ねた.一昨年訪れたときには少し遅くて山頂付近は落葉していて残念な思いをした.果たして今年はどうだろうか? 朝6時自宅発.二人を乗せて大又の駐車地を目指す.8時半過ぎ到着.心配していた駐車場も5,6台が停まっているのみで,ちょうど一人が出発の準備をしているところだった.我々も準備をし,9時,出発する.前回来たときにはこの辺もずいぶんと色づいていたが,今回はまだまだである.登山口で登山届けを出し,先に進む.前回来たときには林道が大きく崩壊していたが,きれいになっていた.林道が終わり,登山道に入り,いくつかの渡渉を繰り返し,明神滝に到着.右岸側を高巻いて滝の上部にでる.このあたりから木々の色づきがみられるようになる.水場を越えて,明神平に到着.快晴の空のもと,水無山がきれいに紅葉している.東屋でひと息入れる.
ひと息ついて桧塚奥峰を目指す.目の前の,かつてはスキーゲレンデであったろう斜面を登る.三塚分岐を過ぎると,あたりの木々がきれいに黄葉している.程なく明神岳に到着.さらに先に進む.美しく黄葉したブナなどの林の中の道を行く.見上げると青空に黄葉がはえている.桧塚奥峰への登りにかかるあたりで,北東側の展望が開け,高見山から先日登った三峰山,さらに倶留尊山,大洞山などが望める.ワサビ谷の上流部に当たるのだろうか,斜面も一面きれいに黄葉しているのが望める.
桧塚奥峰へ到着.大展望が開ける.目の前の桧塚が全山きれいに黄葉している.その奥には迷岳がきれいに見えている.目を移していくと,古ケ丸山,池小屋山などが認められる.その奥の山並みは大台ヶ原である.大峰の山も遠くにかすんでいる.展望を楽しみながら,昼食休憩とする.
展望を楽しみながら1時間余の休憩であった.ヒキウス平へと思ったが,この時間では無理である.下山にかかる.黄葉の中を,体が黄色に染まってしまうような感覚でゆっくりと下る.明神平の東屋で小休止したのち,沢沿いの道を注意しながら下り,17時前駐車地に到着する.途中やはた温泉につかり,帰路についた.
秋の一日,快晴に恵まれ,真っ盛りの黄葉を楽しむことのできる山行きであった.
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