八丁平から三峰山を見る |
■ | 登山日 | 2014年10月1日 |
■ | 天気 | 曇りのち晴れ |
■ | 同行者 | 単独 |
■ | 行程 | 駐車地9:50−ゆりわれ登山口9:54−沢−10:23植林終わり−10:26迷岳展望所−11:20ゆりわれ−11:30八丁平−11:38三峰山山頂−12:10平倉峰12:25−12:50三峰山山頂12:55−13:05大日如来−13:15八丁平13:55−15:00ゆりわれ登山口−15:04駐車地【8.7km】 (途中休憩、撮影時間含む) |
■ | 行程 断面図 |
※標高には誤差がある可能性があります |
7:15自宅発,途中のコンビニで昼食を仕入れ,大台ICで降りて湯谷峠越えで飯高町へ.林道を登って9:35ゆりわれ登山口に到着する.路肩の広いところに駐車する.途中の福本登山口にも,ここにも登山者の車は見えない.今日は三重県側からの入山者はいないようだ.準備をして9:50出発する.登山口のコース案内板の所に“月出登山コースは現在通行できません”の表示がしてある.下山はそちらにしようと考えていたが,だめなようだ.登山道に入ってしばらくは植林の中である.道ばたにはトリカブトの仲間が紫色の花を咲かせている.小さなピンク色の花はミヤマママコナだっただろうか.小さな白い花をつけているのはマツカゼソウ?.杉の木に鳥が飛んできて幹を上下している.キツツキの仲間のようだ.
ゆりわれ登山口 |
植林の中を行く |
丸太で土止めされた急坂を登る |
マツカゼソウ? |
やがて植林地が終わり,雑木の森となる.少し色づきかけているが,紅葉までにはまだしばらくかかりそうだ.所々の木々の切れ間から展望を楽しみながら登っていく.ここでもトリカブトの仲間やミヤマママコナがたくさん見られる.白い小さな花をつけたキク科の花も見られ出す.家に帰ってから調べてみるとヤマハハコの仲間のようだ.ちょうど今が花盛りといった感じである.少し行った先には大きな群落も見られる.展望もいいので大休止とする.迷岳が正面に見えている.目を移すと高見山も見えている.
植林地が終わる |
木々が少し色づき始めている |
トリカブトの仲間が紫色の花をつけている |
ミヤマママコナ |
白い花をつけたヤマハハコspの群生 |
ヤマハハコsp |
中央のピークが迷岳 |
高見山 |
一休みして出発.道ばたにヤマハハコsp.が多い.しばらく行くと右手に大きな地滑りをしたような地形が現れてくる.これが“ゆりわれ”だろう.見るとその斜面にヤマハハコsp.の大群落がある.さて,ここからはなだらかな道である.アセビの木の多い中を行く.シロヤシオだろうか,一本だけ真っ赤に紅葉している.
ヤマハハコsp.の群生した中を行く |
崩落地形のゆりわれ 片側の斜面にはヤマハハコsp.の大群落が |
八丁平への穏やかな道 アセビが多い |
赤い実をつけた木 |
シロヤシオだろうか,真っ赤に紅葉している |
そして広い草原の八丁平である.展望を楽しむのは後にして,木々が少し色づき始めている三峰山に向かう.八丁平から見る三峰山は,どこが山頂かわからないなだらかな姿をしている.標識に従って歩くとすぐに山頂である.北側が開けており,倶留尊山,大洞山がよく見えている.
八丁平に到着 |
八丁平から三峰山を望む |
木々も少し色づき始めている |
三峰山への道 |
三峰山山頂に到着 |
三峰山山頂からの展望 倶留尊山,大洞山が見える |
展望を楽しんだ後,平倉峰に向かう.ブナなどを交えたすてきな森である.足元に小さな花をつけた植物がたくさん生えている.ふと,足元の何かの糞の固まりが動いている.見るとセンチコガネ?がまるであのスカラベのように逆立ちして後ろ向きに糞を押しているではないか.写真を撮ろうとカメラを用意している間に,押すのを止め,枯れ葉の中にもぐってしまった.しばらく見ていたが動きそうにないので,先に進む.この尾根の木々は幹に苔が生えているのが多い.小鳥の声を聞きながら小さなアップダウンを繰り返して,平倉峰に到着.ここからも倶留尊山,大洞山がよく見えている.
平倉峰への道 |
足元に小さな花が |
落ち葉の中に隠れているセンチコガネが手前の糞を転がしていた |
ブナ |
気持ちのいい森の中を行く |
平倉峰に到着 |
赤い実をつけた木 |
倶留尊山 左から2つ目のピーク |
大洞山 |
ひと息ついて,三峰山に戻る.山頂から西にのびる道をたどる.木々が生い茂ってトンネルのようになっている.一カ所,北側に展望の開けた場所がある.傍らに御嶽山ビューポイントとある.さては噴煙を上げている御嶽山が見えるかと目をこらすが,わからない.さらに先へ進むと新道峠から来る道と合流する.そこには大日如来がまつられていた.合流した道をたどって八丁平に戻る.展望のよいところで昼食とする.日差しも暖かく,大展望を独り占めであった.ゆっくりと昼食休憩をとり,下山にかかる.往路を順調よく下り,駐車地に戻る.
木々のトンネルの中を行く |
大日如来 |
木々の間に高見山が見える |
八丁平に戻ってきた |
色づき始めた木 |
八丁平からの展望 中央のピークが迷岳 |
赤い実をつけたマムシグサの仲間 |
林道脇のススキ シルエットは高見山 |
紅葉には少し早かったが,静かな山歩きを楽しむことができた.