テンネンコウシ高

裕ーから見るテンネンコウシ高

裕ーから見るテンネンコウシ高
                  
登山日  2014年5月30日
天気  晴れ
同行者  KT氏、SY氏
行程  大台ケ原駐車場9:23−10:08日出ケ岳10:22−10:59ミネコシ−11:10シャクナゲ平−11:33 1430mピーク下11:48−12:07テンネンコウシ高−12:09隠れピーク12:16−12:29シャクナゲの森近く(昼食)12:54−12:59裕ー13:04−13:11沢(ミネコシ谷)−13:25尾根13:43−14:50分岐14:57−15:02日出ケ岳−15:08展望台15:21−15:50駐車場  [9.9km]
(途中休憩、撮影時間含む)
行程
断面図
行程断面図
※標高には誤差がある可能性があります


友人二人と大台ケ原行を計画し、当初は周回する予定だったが、堂倉へ向かう大杉谷登山道にもシャクナゲが多いこともありテンネンコウシ高行きを提案し、そちらに行くことにする。

 朝7時自宅発、二人を乗せて大台ケ原を目指す。9時過ぎ、駐車場着。平日のためか駐車している車も少ない。準備を整えて出発する。快適な遊歩道を日出ケ岳を目指して歩く。登山者も少ないようだ。登りにかかるあたりで、ワチガイソウ、コミヤマカタバミ、スミレの一種の花を見る。山頂直下の展望台に寄るが、かすんでいて見えるはずの海もよく見えない。付近のシロヤシオはまだつぼみがかたそうである。日出ケ岳では10人ほどが休憩している。かすんでいる中に大峰の山々も何とか認められる。北側の斜面を覗くとシャクナゲのピンクが見える。

 一息ついた後、堂倉への道をたどる。擬木で土止めした階段道を下っていくと、道の両脇にシャクナゲの花が満開である。時期が少し遅いかなと懸念していたが、ちょうどいい時期だったようだ。ところどころにアケボノツツジの花も満開である。写真を撮りながらゆっくりと下る。標高が下がるにつれ花をつけたシロヤシオも見られるようになる。中には真っ白に花をつけた満開の木もある。

遊歩道
日出ケ岳への遊歩道

 
コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ

 
スミレの一種
スミレの一種

 
ワチガイソウ
ワチガイソウ

 
大杉谷登山道を下り始めると、シャクナゲが咲いている
 大杉谷登山道を下り始めると、シャクナゲが咲いている

 
シャクナゲ
シャクナゲ

 
シャクナゲ
つぼみは色が濃い

 
シャクナゲ

 
シャクナゲ

 
シャクナゲ
シャクナゲの道を行く

 
ミヤマシキミ
ミヤマシキミも花をつけている

 
アケボノツツジ
 アケボノツツジも満開だ

 
スミレの一種
スミレの一種

 
シロヤシオ
標高がさがるにつれてシロヤシオも満開だ

 

さて、登山道が北東に大きく向きを変えるあたりにテンネンコウシ高への分岐があるはずである。1430mのピークの北を行く登山道をそのまま少したどってみるが、先で北東方向に下っており、分岐らしきものがなさそうだ。元に戻りピークの南側に回り込んでみると伐採跡に出、テンネンコウシ高の方へたどれそうだ。右方向に裕ーだろう岩場も見え、そこから続く道らしきものも見える。ピークを回り込んだところが少し平たんになっており、シャクナゲの森の看板が立っている。よく見ると、ピークの東側をまいていく道が認められ、登山道につながっていそうな感じである。

さて、テンネンコウシ高への登りにかかる。はっきりとした道は認められない。高みをめざし岩の多い山肌を登る。ピークにつくが、その先にも小ピークがある。そこがテンネンコウシ高だろうと目指す。木々に囲まれ展望はないが、一カ所だけ岩ーの突き出たところがあり、展望がよい。(あとで確認すると、このピークは地形図に表れない隠れピークであったようで、本当のテンネンコウシ高は最初のピークであったようだ。どちらにも山名を示すプレートはかかっていなかった。)。一息展望を楽しんだ後、シャクナゲの森まで下り、近くの展望のよいところで昼食とする。

シャクナゲの森
シャクナゲの森

 
アケボノツツジが咲いている
アケボノツツジが咲いている

 
岩の多い山肌を登る
岩の多い山肌を登る

 
隠れピーク
隠れピークの山頂

 
裕ー
シャクナゲの森近くの昼食地から見る裕ー

 
日出ケ岳
シャクナゲの森近くの昼食地から見る日出ケ岳
ここまで登り返さなくてはならない

  

昼食後は伐採地の斜面をトラバースして裕ーへ向かう。岩ーの上からは大展望が広がる。展望を楽しんだ後、ミネコシ谷へ下り、ミネコシ谷右岸尾根を登ることとする。谷へ下る道は2本認められるが、どちらも先で合流しているようだ。浅い流れの谷を渡り、少し上流に登ったところから、テープを頼りに斜面にとりつく。急坂を上って尾根に登りついたところで一息入れる。

ここからは尾根沿いにたどればいいはずである。ところどころにあるテープを頼りにかすかな踏み跡をたどる。この道もシャクナゲ、シロヤシオがたくさん見られる。途中、遠目に少し黄色っぽく見える満開のシロヤシオを見る。近づいてみると、花びらに薄く紅をさしている。なかなかきれいである。さらに斜面を登っていくとシャクナゲが群生していて、道がわからなくなってしまう。行きつ戻りつしながらテープを探すと、左方向にあるテープを見つける。こういう時には目の数が多いほうがいい。その先、背丈の低い笹原の広い斜面である。ゆっくりゆっくり登って、ようやく登山道と合流する。あとひと登りで日出ケ岳である。

そのまま山頂下の展望台まで下り、小休止。相変わらずかすんでいるが、今登ってきたテンネンコウシ高がよく見えている。その後ろに見えるのは嘉茂助谷ノ頭のようだ。ここから見ると、あの双耳峰の端正な姿があまりわからない。一息ついたあと、遊歩道をたどって駐車場に戻る。

裕ー
裕ー

 
裕ーからの展望(パノラマ)
裕ーからの展望(パノラマ)
※写真をクリックすると拡大します

  
1430mピーク
1430mピークの南面は伐採されている

 
尾根へ
ミネコシ谷を渡り尾根への急坂を登る

 
シロヤシオ
満開のシロヤシオ

 
シロヤシオ
遠目に黄色っぽく見えるシロヤシオ

 
シロヤシオ
近づいてみると花びらに赤みがさしている

 
シロヤシオ
とてもきれいだ

 
道
テープを頼りにかすかな踏み跡を辿る

 
尾根
広い笹原の尾根を行く

 
尾根

 
展望
日出ケ岳下の展望台よりテンネンコウシ高を見る 奥は嘉茂助の頭

 

シャクナゲには少し遅いかと懸念していたが、ちょうどいい時期に出会ったようで、満開のシャクナゲを堪能することができた。また、シロヤシオも満開であり、今年のツツジの仲間はは花付がいいように思われる。帰りのルートは出会う人もなく、静かな山歩きを楽しむことができた。


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