子ノ泊山山頂からの展望 |
■ | 登山日 | 2014年3月11日 |
■ | 天気 | 快晴 |
■ | 同行者 | T氏夫妻、SY氏 |
■ | 行程 | 桐原登山口(駐車地)10:45−11:07分岐−11:26分岐11:34−11:45尾根−11:53沢−12:15子ノ泊山山頂13:12−13:16北峰−13:35寝泊り岩?13:41−14:04子ノ泊山山頂−14:05七人塚−14:12下山口−14:38浅里辻(山彦新道分岐)−14:56 P745西の鞍部−15:20桐原尾根登山口15:30−16:00桐原登山口(駐車地)(途中休憩、撮影時間含む) 【7.3km】 |
■ | 断面図 |
※標高には誤差がある可能性があります |
4年前のこの時期、子ノ泊山でバイカオウレンの花を見たことを思い出し(→)、友人を誘って出かけた。10時自宅発、10時半過ぎ桐原登山口に到着、数台は停められそうな広場に駐車し、出発の準備をする。10時45分出発。鉄梯子を上った涸れ沢は、3年前の豪雨の影響だろうか、大変な荒れようである。しばらくその荒れた沢を登る。のっけからなかなかの急登である。一息登って右側の斜面へ取りつく。相変わらずの急坂を上って尾根にとりついたところに分岐がある。道を左にとってなおも登っていくと、ちょっとした平たん地に出る。桐原方面から登ってくる、もう一つの登山道の合流点であるが、ほとんど歩かれていないようだ。道型もはっきりしない。ここで大休止。一息ついて、さらに急坂をひと登りすると尾根に乗り少し平たんな道となる。木々も自然林のそれとなる。その先、少し下ったところに小さな沢が流れている。この降り口のところから地形図の破線道を離れる。地形図が間違っているのだろうか。沢には霜柱が立ち、つららが下がっている。前回来た時には、この沢のところでバイカオウレンの花を見たのだが、今回は見られなかった。
登山口 沢が荒れている |
右側の斜面にとりつく |
植林の中の道を急登する |
ところどころにこのような案内看板が立っている |
木々も自然林のそれに変わってくる |
トラロープの助けを借りて登る |
尾根に乗る |
沢のところにはつららが下がっていた |
先に歩を進め、最後の急坂を上ると山頂である。快晴の空のもと、北の方向には、遠く雪をかぶった大峰の山々、台高の山々が見えている。西の方向に見える山並みは和歌山県の山々だ。東の方向を見ると七里御浜の海岸線に沿った街並みが見える。その先は太平洋だ。この山頂でも、前回バイカオウレンの小群落がみられたのだが、今回見つけることができなかった。しばし大展望を楽しんだ後、昼食とする。
さらに歩を進める |
子ノ泊山山頂に到着 |
山頂からの展望 大峰山脈方面 |
山頂からの展望 大台ケ原方面 |
山頂からの展望 太平洋を望む |
昼食後、少し北に行ったところに寝泊まり岩というのがあるというのをネットで見たことを思い出し、そちらへ行くことに。北峰を越えた後、山頂直下を走っている公団作業道をたどって北に向かう。眼下を熊野川が流れているのが見える。見える集落は日足のあたりのようだ。その奥に見える山並みは果無山脈だろうか。作業道が終わり、その先少し行ったところに大きな岩がある。一方が少しひさしのように張り出しており、雨露をしのげそうだ。これが寝泊まり岩だろうか、などと話しながら引き返す。
山頂直下を公団作業道が通っている |
日足の集落 背後の山並みは果無山脈か? |
これが寝泊まり岩だろうか? |
山頂に戻り、少し下ったところに七人塚がある。その先で再び公団作業道に入り、少し行った先が下山口である。下山道に入って少し行ったところで、足元に白い花を認める。バイカオウレンだ。わずか数株であったが、ようやくお目にかかることができた。その先にあるのが七十五人塚。その先でひと登りして少し行くと浅里から来る登山道である山彦新道の分岐である。が、安全管理ができなくなったため閉鎖した旨の看板が立っている。落ち葉の積もった急坂を注意しながら下る。745mの標高点の手前で道は右に折れ曲がる。745mの標高点に向かう道もあるので、注意が必要だ。ずんずんと降って、小さな沢の水音が聞こえてくると、間もなく登山口の林道である。ここからおよそ2kmの林道歩きをして駐車地に戻る。
山頂のすぐ下にある七人塚 |
作業道から分かれ、下山道に入る |
バイカオウレンが咲いていた |
七十五人塚 |
山彦新道分岐 閉鎖とある |
急坂を下る |
ヤブツバキが咲いていた |
桐原尾根登山口 |
急坂も多く、手ごたえのある山だった。天気にも恵まれ、山頂からの大展望を楽しむことができ、わずか数株であったがバイカオウレンの花を見ることもでき、充実した山行だった。