大烏帽子山山頂からの展望 |
■ | 登山日 | 2014年1月25日 |
■ | 天気 | 曇り |
■ | 同行者 | 単独 |
■ | 行程 | 小畑ルート登山口13:08−13:22平見ルート分岐−13:25担石・平見分岐−13:29大烏帽子山14:05−14:29送電線鉄塔−14:34牛の背−15:12神内ルート分岐−15:01 P231.2・中継所鉄塔15:05−15:12神内ルート分岐−15:28オムラの池−15:46神内ルート登山口−15:50お多福岩−16:08十三仏−16:35小畑ルート登山口(途中休憩、撮影時間含む) |
大烏帽子山は紀宝町にある山である。いくつかの登山ルートがあるようだが、今回は山の西側、小畑ルートから登ることとした。田代の体育館の前から果樹園地を抜けて登山口を目指す。路肩のスペースに駐車。登山道案内の大きな看板が立っている。その横を抜けて登山道に入る。しばらくは石畳のよく整備された道である。ところどころ植林された林の中を登っていく。ほどなく平見ルートとの合流点である。その少し先にも分岐があり、“担い石・平見”とある。整備された歩きやすい道を行く。ところどころ、木々の切れ間から井田の街並みや太平洋が見え隠れする。ひと登りで山頂である。
小畑ルート登山口 |
登山口にある案内看板 |
苔むした石畳道を登る |
平見ルート分岐 |
よく整備された道を行く |
木々のあいだからの展望 |
切り開かれた中に三角点が置かれてある。東側が切り開かれており、すこぶる展望がよい。北を見ると、木本町の鬼ケ城からさらにその先の岬がかすんで見えている。南に目を転じると、鵜殿の街並み、熊野川河口、新宮の街並みが一望である。その先遠くにかすんでいるのは太地の岬だろうか。そして目の前は太平洋である。あいにく曇天のため鮮やかさがないのが残念である。しばらく展望を楽しむ。
大烏帽子山山頂 |
山頂からの展望 新宮方面 |
山頂からの展望 熊野方面 |
さて、この後どうしようか。目の前に“井田上野”を指し示す看板がある。その途中から神内へ降りる道が分岐しているはずである。最初は往復する予定であったが、時間もあるので神内ルートへ下ることとする。
井田上野と書かれた標識矢印に従って山頂を下る。落ち葉の降り積もった道を、また、ところどころに擬木で土止めした階段道を進む。尾根に沿ったルートは、登ってきたルートに比べて、あまり歩かれていないような印象だ。やがて送電線の鉄塔に出会う。その先で大きな岩のあるところに出る。道の両側にロープが張られている。ここが牛の背だろうか。見晴らしがいい。さらに少し行ったところで、眼下にオムラ池が望めるところがある。神内地区から鵜殿、新宮方面の見晴らしがいい。そこから落ち葉が積もった滑りやすい急坂を注意しながら下る。さて、神内への分岐を見逃さないようにと注意しながら歩いていると、“神内1.6km”と書かれた標識が木の幹にくくりつけられているのを見つける。小ピークが3つ並んだ最初のピークの少し手前である。降り口が分かったのでひと安心。時間もあるので、231.2mのピークまで足をのばすことにする。ピークにたどり着くと、鉄塔が立っている。県の防災通信の中継所であるようだ。周りは木々に覆われていて展望はきかない。
井田上野の標識に従って下る |
落ち葉の降り積もった道を下る |
木の根の造形 |
牛の背 |
牛の背からの展望 |
快適な尾根道 |
オムラ池が見える |
神内、鵜殿、新宮方面の展望がよい |
神内ルートへの分岐 |
神内への分岐まで戻り、植林地の中を下る。林床にセンリョウが赤い実をつけている。白い実をつけているのはイズセンリョウである。少し大きな赤い実をつけているのはハナミョウガだっただろうか。やがて木々の間にオムラ池が見えてくる。道は池の北側を回り込んでいる。水面を滑るように泳いでいるのはマガモのようだ。
池の近くまで林道が伸びてきているようだが、鎖で侵入できないように止めている。そのわきの道を下る。やがて集落に出ると、ここにも登山道の案内看板がある。さて、ここからは駐車地まで、延々と車道を歩かねばならない。途中お多福岩という案内看板を見つけ、寄ってみるが、何がお多福岩なのかよくわからない。神内神社はパスし、だらだらとした坂を上っていく。三角の山が正面に見える。今登ってきた大烏帽子山だ。十三仏とかかれた案内看板を見つけ寄ってみる。さらに歩を進め、ようやく駐車地に到着する。
植林の中を下る |
林床にはセンリョウが |
イズセンリョウ |
ハナミョウガ |
オムラ池が見えてきた |
マガモ |
右の道を集落に向かって下る |
集落が見えてきた |
車道歩きの途中で見る大烏帽子山 |
十三仏 |
冬の一日、低山歩きを楽しむことができた。