大烏帽子山(362.4m)

大烏帽子山山頂からの展望

大烏帽子山山頂からの展望
               
登山日  2014年1月25日
天気  曇り
同行者  単独
行程  小畑ルート登山口13:08−13:22平見ルート分岐−13:25担石・平見分岐−13:29大烏帽子山14:05−14:29送電線鉄塔−14:34牛の背−15:12神内ルート分岐−15:01 P231.2・中継所鉄塔15:05−15:12神内ルート分岐−15:28オムラの池−15:46神内ルート登山口−15:50お多福岩−16:08十三仏−16:35小畑ルート登山口(途中休憩、撮影時間含む)


大烏帽子山は紀宝町にある山である。いくつかの登山ルートがあるようだが、今回は山の西側、小畑ルートから登ることとした。田代の体育館の前から果樹園地を抜けて登山口を目指す。路肩のスペースに駐車。登山道案内の大きな看板が立っている。その横を抜けて登山道に入る。しばらくは石畳のよく整備された道である。ところどころ植林された林の中を登っていく。ほどなく平見ルートとの合流点である。その少し先にも分岐があり、“担い石・平見”とある。整備された歩きやすい道を行く。ところどころ、木々の切れ間から井田の街並みや太平洋が見え隠れする。ひと登りで山頂である。

小畑ルート登山口
小畑ルート登山口

 
登山口にある案内看板
登山口にある案内看板

 
苔むした石畳道を登る
苔むした石畳道を登る

 
平見ルート分岐
平見ルート分岐

 
よく整備された道を行く
よく整備された道を行く

 
木々のあいだからの展望
木々のあいだからの展望 

 

切り開かれた中に三角点が置かれてある。東側が切り開かれており、すこぶる展望がよい。北を見ると、木本町の鬼ケ城からさらにその先の岬がかすんで見えている。南に目を転じると、鵜殿の街並み、熊野川河口、新宮の街並みが一望である。その先遠くにかすんでいるのは太地の岬だろうか。そして目の前は太平洋である。あいにく曇天のため鮮やかさがないのが残念である。しばらく展望を楽しむ。

大烏帽子山山頂
大烏帽子山山頂

 
山頂からの展望
山頂からの展望 新宮方面

 
山頂からの展望
山頂からの展望 熊野方面

 

さて、この後どうしようか。目の前に“井田上野”を指し示す看板がある。その途中から神内へ降りる道が分岐しているはずである。最初は往復する予定であったが、時間もあるので神内ルートへ下ることとする。

井田上野と書かれた標識矢印に従って山頂を下る。落ち葉の降り積もった道を、また、ところどころに擬木で土止めした階段道を進む。尾根に沿ったルートは、登ってきたルートに比べて、あまり歩かれていないような印象だ。やがて送電線の鉄塔に出会う。その先で大きな岩のあるところに出る。道の両側にロープが張られている。ここが牛の背だろうか。見晴らしがいい。さらに少し行ったところで、眼下にオムラ池が望めるところがある。神内地区から鵜殿、新宮方面の見晴らしがいい。そこから落ち葉が積もった滑りやすい急坂を注意しながら下る。さて、神内への分岐を見逃さないようにと注意しながら歩いていると、“神内1.6km”と書かれた標識が木の幹にくくりつけられているのを見つける。小ピークが3つ並んだ最初のピークの少し手前である。降り口が分かったのでひと安心。時間もあるので、231.2mのピークまで足をのばすことにする。ピークにたどり着くと、鉄塔が立っている。県の防災通信の中継所であるようだ。周りは木々に覆われていて展望はきかない。

井田上野の標識に従って下る
井田上野の標識に従って下る

 
落ち葉の降り積もった道を下る
落ち葉の降り積もった道を下る

 
木の根の造形
木の根の造形

 


牛の背?
牛の背

 
牛の背からの展望
牛の背からの展望 

 
快適な尾根道
快適な尾根道

 
オムラ池が見える
オムラ池が見える

神内、鵜殿、新宮方面の展望がよい
神内、鵜殿、新宮方面の展望がよい

 
神内ルートへの分岐
神内ルートへの分岐 

 

神内への分岐まで戻り、植林地の中を下る。林床にセンリョウが赤い実をつけている。白い実をつけているのはイズセンリョウである。少し大きな赤い実をつけているのはハナミョウガだっただろうか。やがて木々の間にオムラ池が見えてくる。道は池の北側を回り込んでいる。水面を滑るように泳いでいるのはマガモのようだ。

池の近くまで林道が伸びてきているようだが、鎖で侵入できないように止めている。そのわきの道を下る。やがて集落に出ると、ここにも登山道の案内看板がある。さて、ここからは駐車地まで、延々と車道を歩かねばならない。途中お多福岩という案内看板を見つけ、寄ってみるが、何がお多福岩なのかよくわからない。神内神社はパスし、だらだらとした坂を上っていく。三角の山が正面に見える。今登ってきた大烏帽子山だ。十三仏とかかれた案内看板を見つけ寄ってみる。さらに歩を進め、ようやく駐車地に到着する。

植林の中を下る
植林の中を下る

 
林床にはセンリョウが
林床にはセンリョウが

 
イズセンリョウ
イズセンリョウ

 
ハナミョウガ
ハナミョウガ

オムラ池が見えてきた
オムラ池が見えてきた

 
マガモ
マガモ

 
右の道を集落に向かって下る
右の道を集落に向かって下る

 
集落が見えてきた
集落が見えてきた

車道歩きの途中で見る大烏帽子山
車道歩きの途中で見る大烏帽子山

 
十三仏
十三仏 

 

冬の一日、低山歩きを楽しむことができた。


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