白倉山山頂 |
■ | 登山日 | 2013年1月29日 |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | 単独 |
■ | 行程 | 登山口10:30−10:52尾根−10:57三角点手前の露岩11:08−11:10三角点(450.4m)−13:12標高点(698m)−13:40白倉山13:52−14:17標高点(698m)−16:40登山口(途中休憩、撮影時間含む) |
朝起きると快晴である.予定どおり嘉茂助谷の頭に行こうと出発.船津で左に折れ大台林道へ.でこぼこの地道に揺られながら行くと・・・・道路にフェンスがおかれている.???.倒れている看板を起こしてみると,全面通行止めとある.どうも路肩が崩壊したようだ.さてどうしようと考えるが,他へ行くにも地図を持ってきていない.やむなく,いったん家に戻り,地元の山へ登ることとする.およそ3時間のロスである.
白倉山は風伝峠から御浜町と紀和町の境界を辿った先の紀和町側にある.国道311号線の風伝トンネルの手前で旧道に入り,峠に向かう.峠より少し手前に下ったところに,熊野古道の本宮道が登ってきている.その向かい側が登山口である.路肩に車を停め出発する.登山道に入ってすぐ,テープを頼りに左に折れ,植林された山腹を登っていく.所々にテープと赤いペンキマークがあるが,踏み後が薄くなったところもある.ジグザグを切りながら450.4m三角点の少し南の稜線に乗る.
西側の山腹を巻く道があるが,三角点に向かう尾根道をとる.ひと登りすると露岩がある.とても展望がよい.北東の方向に鵯山から鷲の巣山,高チラ山へと続く山並みが見える.眼下に見えるのは尾呂志の集落.遙か先に太平洋が望める.この稜線は,このような露岩がいくつかあり,展望を楽しむことができる.ひとしきりの展望を楽しんだあと先に進むと三角点だ.こちらの方はあまり展望はよくない.
熊野古道標識 この向かい側が登山口 |
登山口 |
植林の中を登る |
三角点手前の露岩からの展望 左のピークが鵯山,その右の三角のピークが鷲の巣山,右のピークが高チラ山 |
眼下に尾呂志の集落が見える |
450.4m三角点 |
さらに尾根すじを辿り,時にはトラバース道を辿りながら先へ進む.そして,所々の露岩で展望を楽しむ.621mの標高点のひとつ手前のピークは大きな岩クラとなっている.ここは西側を巻いていく.その途中,西に張り出した岩尾根があり,ここも展望が良好である.目の前に一族山が見える.谷をはさんだ向かい側の尾根にも沢山の岩クラが見える.その先の621mの標高点も岩クラである.ここも西側を巻く.さらに進んでようやく698mの標高点に着く.ここで道は2つに分かれている.右へ行くと鵯山から鷲の巣山方面だ.左をとって白倉山へ向かう.30分ほどで白倉山に到着する.植林の中の山頂で展望はない.一息ついて遅い昼食とする.
途中の露岩からの展望 |
途中の露岩からの展望 |
テープを頼りに進む |
ちょっとした岩場もある |
露岩から見る子の泊山 一番奥中央のピーク |
右側は切り立っている |
621mの標高点のひとつ手前のピークは大きな岩クラとなっている |
岩尾根から見る一族山 |
崖っぷちを通る |
698mの標高点 |
白倉山山頂 |
さて,下山だ.下り初めてまもなく支尾根に迷い込む.木につけられたピンクのリボンに引っ張られたのだ.このピンクのリボンは道中沢山見たが,必ずしも登山道を示すものではなく,山仕事の目印でもあるようだ.すぐに気づいたからよかった.今日のルートは所々につけられている古いテープが頼りになるが,時に見あたらないこともある.また,踏み後も薄いところが多く,地図とコンパスは必携だ.GPSがあればなおいいだろう.また,ちょっとした岩場やヤセ尾根もあり,注意が必要だ.16時40分,ようやく登山口に戻る.
道がはっきりしない |
ヤセ尾根 |
往路には通らなかった露岩に出る |
岩場を慎重に下る |
振り返って見ると |
道がはっきりしないところが多く苦労したコースだが,素敵な展望を楽しむことができ,充実した山行だった