大台ヶ原日出ガ岳 |
■ | 登山日 | 2012年10月26日(金) |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | KT氏,K |
■ | 行程 | 大台ヶ原駐車場11:05−日出ガ岳−正木峠−正木ヶ原−尾鷲辻−牛石ヶ原−大蛇クラ−シオカラ谷−16:15駐車場 |
そろそろ大台の紅葉もいいだろうなと思いついたのは前日の夜遅くであった.幸い翌日は天気がよささそうだ.急遽大台行きを決定.翌朝,KT氏に誘いの電話を入れると,いっしょに行くという.出発に手間取り,8時半ころ自宅発.KT氏を乗せ,コンビニで昼食を仕入れ大台に向かう.途中,ドライブウエイの紅葉はちょうど見頃であった.大峰山脈もきれいに見えている.途中の展望所に車を停め,しばし大峰の山並みを楽しむ.大台ヶ原駐車場に着いたのは11時前だった.駐車場は満車のようで,途中の路肩まで車が停まっている.とりあえず駐車場に入ると,ちょうど1台が出て行くところに出会う.ラッキーであった.
大普賢岳 |
釈迦ヶ岳 |
弥山・八経ヶ岳 |
行者還岳 |
大台ヶ原ドライブウエイ途中の展望所から見る大峰山脈(パノラマ写真) ※写真をクリックすると別ウインドウに大きな写真が開きます |
準備を整え,まず日出ガ岳へ向かう.針葉樹の林の中に赤や黄色の紅葉が映えている.山頂下の展望台からは太平洋が少し霞んで見えている.木道と木の階段を辿って日出ガ岳山頂へ向かう.途中,シロヤシオだろうか,きれいに赤く色づいている.山頂では多くの人が休憩している.ちょうどお昼時となったので,我々も昼食とする.山頂からは360度の展望である.山頂付近はすでに葉を落とした木々も多い.正木峠付近に赤く色づいた木々が点在しているのが見える.大峰山脈を背景に,手前の山肌もきれいに紅葉している.しばし堪能した後,正木峠に向かう.
日出ヶ岳に向かう |
太平洋が霞んで見える |
山肌の紅葉 |
日出ヶ岳山頂に向かう階段道 |
山頂から正木峠を望む |
山肌の紅葉 後ろは大普賢岳 |
弥山・八経ヶ岳をバックに赤く色づいた木 |
正木峠付近は笹原の中に立ち枯れた木々が・・・.かつてはうっそうとした森林だったことが嘘のようだ.伊勢湾台風や鹿の食害のためと案内看板にある.正木が原,尾鷲辻を経て牛石が原へ.神武天皇像の前で小休止を取る.KT氏と,この像をどの様に持ち上げたのだろうなどと話す.
※この像について少し調べてみると,建立したのは大台ヶ原の開山者である古川嵩.建立されたのは昭和3年のことのようだ.広く浄財を募り,大阪の鋳造所で造られ,分解して海路尾鷲港まで運び,尾鷲道を通って全て人力で大台ヶ原に運び上げられたとある.像の重量は4500kgもあるとのこと.
振り返って見る日出ヶ岳 |
赤く色づいたシロヤシオの葉 |
立ち枯れた木々 |
木の根の造形 |
木道を下る |
山肌の紅葉 |
振り返って見る正木峠 |
正木が原に向かう |
正木が原 |
牛石が原 |
牛石 |
神武天皇像 |
一息ついたあと大蛇クラへ向かう.途中発信器をつけた鹿を見る.大蛇クラも人でにぎわっている.先端から望む向かい側の岩頭もきれいに色づいている.蒸籠クラから西大台もきれいだ.ちょうどこのあたりが紅葉の真っ盛りのようだ.紅葉の中を中の滝,西の滝が落ちているのが見える.若い女性グループに頼まれ写真を撮る.
大蛇クラへ向かう途中の木々の紅葉 |
苔の緑が鮮やかだ |
木々の間に中の滝が見えた |
大蛇クラからの展望 |
中の滝(右)と西の滝(左) |
絶景を堪能した後,少し戻ってシオカラ谷へ向かう.荒れた急坂を下る.まわりの木々がきれいに色づいている.ちょうど見頃のようだ.ずんずんと下って川音が聞こえてくるとシオカラ谷の吊り橋である.さて,ここからは駐車場まで急な登りがまっている.途中の紅葉を撮影したりしながらゆっくりと登っていく.16時過ぎ,ようやっと駐車場に到着する.
シオカラ谷へ下る |
シオカラ谷吊り橋 |
シオカラ谷の紅葉 |
駐車場に向かう道沿いの紅葉も素敵であった |
駐車場に登る石段 |
大台ヶ原では,鹿からの食害を避けるため,木の幹に金網を巻いたり,この写真のように ネットを張って鹿の侵入を防いでいるところがある.ネットの内外での笹の様子の違いが よくわかる. . |
ようやく駐車場に到着 車もずいぶんと少なくなっている |
売店の食堂でコーヒーを飲んだ後,帰路につく.ドライブウエイの紅葉は夕日を浴びていっそう赤く輝いている,そのたびに車を停めて撮影する.途中の展望所にさしかかったところ,ちょうど日が沈むところで,日の入りを撮影する.途中きなりの湯で温泉につかり,帰宅したのは20時であった.
夕日に映える紅葉 |
日が沈む |
ちょうどいい時期に巡り合わせ,晴天のもとすばらしい紅葉を楽しむことのできる山行であった.