ヤマシャクヤク |
■ | 登山日 | 2012年5月30日(水) |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | KT氏 |
■ | 行程 | 行者還トンネル西口登山口8:15−9:10奧駆出合9:18−9:48一の垰−11:00行者還小屋11:18−11:41行者還岳山頂12:56−14:25しなの木分岐−14:36一の垰−14:56奧駆出合15:20−16:00登山口(途中小休憩、撮影時間含む) |
行者還岳でヤマシャクヤクが見られるとの情報をネットで見,KT氏と二人で出かけた.朝6時15分自宅発,途中でKT氏を乗せ,コンビニで昼食を購入し,一路行者還トンネルへ.できればトンネル東口からと考えていたが,駐車場が大きく崩落している.入口に重機が停められており入ることができない.トンネルを抜けて西口へ.平日のせいか,駐車場は余裕がある.荷物をつくり,登山届けを出して,8時15分出発.登山道へ入ってすぐしなの木出合へ直登する道をに左に見送る.橋を渡ってすぐ登りにかかる.なかなかの急坂である.シロヤシオの花が落ちている.上に登れば見頃かも,と期待する.シャクナゲも少し終わりかけのようす.林床に笹が出てきてからひと登りで奧駆け出合に到着する.
シャクナゲが咲いている | 奧駆出合 |
ここからは,快適な尾根歩きだ.いったん少し下る道筋にバイケイソウの群落が.木々のすき間から仏生嶽,孔雀岳が見える.1516mのピークの北を巻いていく途中でゴジュウカラを見る.トンネル東口からの出合(一の垰)を過ぎたところで,満開のシロヤシオを見る.しかし総じて花付きが悪い.少し行くと朽ちかけた避難小屋がある.さらに進んでしなの木出合.小さなアップダウンを繰り返しながら,新緑の道は快適である.左手にとんがった山,鉄山が見える.
バイケイソウ |
仏生嶽(右)と孔雀岳(左) |
新緑の中を行く |
一の垰出合 |
満開のシロヤシオ |
朽ちかけている避難小屋 |
奧駆道は世界遺産.立派な道標が整備されている. |
新緑の中を行く |
鉄山のとんがり |
1486mのピーク付近でヤマシャクヤクが見られるとの事だったので探すが,時期が少し遅かったようである.ようやく一輪咲いているのを見る.付近はクサタチバナの群落があるが,まだつぼみである.もう少しすると素敵な花園になるだろう.他にもトリカブトやバイケイソウの大きな群落がある.天川辻を過ぎて少し行くと行者還小屋である.ログキャビン風の新しい建物である.トイレと炊事場もあり,毛布の置かれた部屋が2つ.一方にはロフトもあるようだ.小屋の後ろには行者還岳がそびえている.小休止ののち山頂へ向かう.
ようやく見つけたヤマシャクヤク |
クサタチバナの群落 |
トリカブトの群落 |
バイケイソウの群落 |
行者還小屋 後ろにそびえるのが行者還岳 |
行者還小屋 |
行者還小屋 |
小屋の前に立つ石柱 |
小屋の前に立つ地蔵 |
山頂の東側を巻き,木のはしごを登って少し行った先で左に大きく曲がってひと登りで山頂である(11時41分).山頂ではちょうどシャクナゲが満開を迎えている.木の間越しに稲村ヶ岳が見えている.ひとしきり写真を撮っているとちょうどお昼である.お湯を沸かし,コンビニで買ってきたカップ麺とKT氏手作りのおにぎりで昼食とする.山頂の一角に南西方向に開けた場所がある.足下はすぱっと切れ落ちており,行者還小屋が見下ろせる.その先に続く尾根が今たどってきた奧駆道だ.正面に弥山が大きく見えている.山頂付近の生き物を観察したりしながら,ゆっくりと山頂を楽しんだあと下山にかかる.
行者還岳山頂 |
山頂はシャクナゲが満開だった |
これはまだつぼみ |
木の間越しに見える稲村岳 |
辿って来た奧駆道の稜線 手前に行者還小屋が見える |
弥山 |
行者還岳からの展望(画像をクリックすると拡大します) |
ギンリョウソウ |
コルリクワガタの仲間 |
コルリクワガタの仲間 |
オオイタヤメイゲツ |
芽生え |
はしごを下る |
道すがら,ヤマシャクヤクを探しながら歩いていると,きれいに咲いた一輪を見つけ,さっそくカメラに納める.よく探すと数株の花をつけたヤマシャクヤクが見つかる.付近でネコノメソウの仲間を見つけ写真に撮る.そんなこんなしながら,快適な稜線歩きを楽しみ,16時ころ駐車地に下山する.
ヤマシャクヤク |
花びらの散ったものが多かった |
ネコノメソウの仲間 |
振り返って見る大普賢岳(左),小普賢岳(中),日本岳(右) |
コミヤマカタバミ |
セリ科のイワセントウソウ |
駐車地の裏にある滝 |
目的のヤマシャクヤクを見ることができ,また,先日行った大台とはまた少し雰囲気の違う大峰の快適な稜線歩きを楽しむことができた.