涸沢岳 |
■ | 登山日 | 2012年5月4日(金)〜6日(日) |
■ | 天気 | 4日:曇り時々雨 5日:曇り,夕方雷雨 6日:曇りのち雨 |
■ | 同行者 | YT氏 |
■ | 行程 | 1日目(5月4日):上高地バスセンター10:24−11:21明神11:35−12:27徳沢園12:53−13:05新村橋−13:50横尾山荘(泊) 2日目(5月5日):横尾山荘6:50−7:56本谷橋8:19−10:30涸沢ヒュッテ(泊) 3日目(5月6日):涸沢ヒュッテ6:57−7:37本谷橋7:48−8:43横尾山荘8:58−9:36新村橋−9:48徳沢園9:51−10:21明神10:58−11:41上高地バスセンター (途中小休憩、撮影時間含む) |
YT氏からGWに涸沢へ行かないかとの誘いを受け,二つ返事でOKをした.3日出発の予定だったが,天気が不安定なので4日早朝の出発となった.
【1日目 5月4日】
平湯のアカンダナ駐車場へ付いたのが8時50分.自宅から400kmである.細長い三重県の南の端から三重県を出るだけで半分以上の時間がかかってしまう.早く高速道路が完成してほしいものだ.バスで上高地へ.登山届けを出して出発.河童橋も天気のせいか,観光客もそう多くはない.前穂も山頂はガスの中である.今日は横尾までの予定なのでゆっくりと歩を進める.この道を歩くのは何年ぶりだろうか.途中,ぽつりぽつりと雨が落ちてくる.しばらくは我慢していたが,これ以上濡れると後が大変だと思い雨具をつける.14時前,横尾山荘着.真新しい建物である.部屋は2段ベッドの8人部屋.風呂に入ることも出来る.まずはビールで乾杯.付近を散策したり,一眠りしたあと夕食.風呂に入って,20時30分就寝.
河童橋 |
道ばたにヒキガエルがたくさんいた |
明神 |
山はガスの中 |
梓川の清流 木々もまだ芽吹き前 |
徳沢園 |
今日の宿 横尾山荘に到着 |
横尾大橋に登山者が憩う |
横尾山荘 部屋は2段ベッドの8人部屋 |
【2日目 5月5日】
5時に起床.朝食を済ませ,6時45分出発.所々に青空も見えるまずまずの天気である.屏風岩の岩壁を見ながら本谷橋へ.まだまだたっぷりの雪が残っている.ここでアイゼンを装着.しばらく行くと雪上を小さな黒い虫が歩いているのに気づく.セッケイカワゲラの仲間である.ゆっくりゆっくり歩いて,涸沢ヒュッテの鯉のぼりが見えてからも,なかなか到着しない.10時30分,ようやくヒュッテに到着.受付をすませ,6人部屋の端っこに場所を確保する.テラスでラーメンを食べて一息.ビールはぐっと我慢する.周りの稜線はガスの中である.その中を,奥穂,北穂に向かう人の列が小さく見える.テント村も数が少ない.
朝の横尾大橋 |
屏風岩が見えてきた |
セッケイカワゲラの仲間が雪の上を歩いている |
遠くに涸沢ヒュッテの鯉のぼりが見えてきた |
涸沢ヒュッテに到着 |
テント村 |
涸沢ヒュッテの鯉のぼり |
身支度を整えて外に出る.できれば白出のコルまで行こうと計画していたが,稜線がガスに覆われているため,取りやめとする.写真を撮りながらザイテングラードの少し下まで登る.時折ガスが切れて稜線が姿を現す.雲のすき間に青空がのぞく.そのチャンスをとらえながらの写真撮影.雪の上に腰を下ろし,ゆっくりとたばこをふかす.最高の気分だ.帰りは尻セード,滑落停止の練習をしながら下る.さあビールだ.名物のおでんと生ビールで乾杯.と,そこへ突然の雷鳴.すかさずバラバラとあられが降ってくる.
涸沢岳 |
涸沢小屋と北岳 |
北岳 |
写真撮影をするYT氏 |
屏風の頭 |
テント村が小さく見える |
前穂高岳北尾根とテント村 |
涸沢ヒュッテとテント村 |
前穂高岳とそれに続く北尾根 |
前穂高岳 |
常念岳 |
写真撮影をするYT氏 |
突然,雷鳴と共にあられが降ってきた |
涸沢ヒュッテ |
部屋で,同宿者との山談義.夕食を食べ食堂を出ると,レスキューがあわただしく準備をして出て行く.誰かが滑落したようだ.外は雨模様.部屋に戻り20時前布団にはいると,疲れていたのかそのまま寝てしまう.
【3日目 5月6日】
5時過ぎ起床.YT氏は写真を撮りに外へ出かけている.外に出てみると,雨こそふっていないが曇っている.稜線は今日もガスの中である.それでも,雲のすき間から薄日が差したりするが,それもつかの間である.朝食をとり,準備をして7時少し前,下山にかかる.苦労して登った道を快調に下る.ぽつぽつと雨が降り出す.本谷橋でアイゼンをはずし,雨具をつける.往路をたどって11時半過ぎ上高地バスセンターに到着.バスでアカンダナ駐車場へ.平湯バスセンターにある温泉に入り,昼食をとった後帰路につく.
天気には恵まれなかったが,充実した3日間であった.
夜明け |
朝日に照らされて |
横尾まで戻ってきた |
新村橋 |
徳本峠への分岐 |