柱まつり |
■ | 日 時 | 2016年8月6日 |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | K |
熊野市の山間部に位置する紀和町で開催された「紀和の火祭り」に行ってきた.
18時半頃,紀和町小川口の北山川の河川敷につくられた会場に着くと,すでにたくさんの人々でにぎわっている.火祭りの開始まで,舞台ではコーラの早飲み大会や舞踏,歌謡ショーなどが催されている.
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紀和の火祭り会場 |
ずらりと並んだ北山砲 |
北山砲 |
やがて日が暮れ,20時過ぎ,かがり火に点火され,火祭りが始まる.最初は北山砲の発射である.並べられた8門の北山砲に順次点火されると,轟音と共に砲門から火柱が吹き出す.なかなか勇壮である.
北山砲の発射 |
つづいて,柱まつりである.ひもに結ばれた松明に火を灯し,それをくるくると回転させながら,川原に立てられた丸太の,20mほどの高さの所につり下げられた竹駕籠の中に投げ入れる.なかなか入らない松明を何度も拾い上げ,竹駕籠目指してほうり上げる.ようやく松明が竹駕籠に入ると,中にしかけられた花火が発射される.
この行事は,かつては近隣各地で行われていたようだが,やがて途絶えしまったようだ.それを復活させたのが,この紀和町の火祭りとのことである.
松明をくるくる回しながら合図を待つ |
合図と共に一斉に竹駕籠に向けて松明を放り投げる |
松明が竹駕籠に入り,しかけられた花火に点火した |
最後に2000発もの花火が打ち上げられる.その音がまわりの山々に反響して,なかなかの迫力である.最後にナイアガラの滝に点火され,辺り一面が明るく輝く.その明かりが消えるとともに火祭りも終了した.