ろうそくの火がともされた丸山千枚田 |
■ | 日 時 | 2016年7月2日 |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | K |
日本の棚田100選にも選ばれている熊野市紀和町にある丸山千枚田は,慶長6年(1601年)には2,240枚あったといわれ,平成5年に530枚まで減少したが,その後復元されて,現在は1,340枚が保全されているということである.
その丸山千枚田で行われた虫おくり行事に行ってきた.
この虫おくり行事は害虫駆除の祈りを込めて昭和28年まで行われていたが,途中中断したあと,熊野古道が世界遺産に登録された2004年から農耕行事として復活したということである.
18時,千枚田のあぜに1340本のろうそくの火がともされました.まだ明るく,ろうそくの火は分かりませんが,徐々に暗くなるにつれて炎が輝き,幻想的な風景を醸し出します.そして,19時20分,丸山神社を出発した行列が,松明を先頭に,鐘や太鼓を打ち鳴らしながら「虫おくり殿のお通りだい!」と声をそろえながらあぜ道を練り歩き,火と音で害虫を追い払います.
最後に,北山砲2門が発射され,行事が終了しました.