■熊野古道 馬越峠■
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馬越峠の熊野古道石畳道 |
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日 時 |
2014年9月15日 |
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天気 |
晴れ |
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同行者 |
K |
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行程 |
道の駅海山(駐車地)12:40−馬越峠登り口12:50−13:12夜泣き地蔵−13:43林道−13:05馬越峠13:25−14:45桜地蔵−14:55馬越公園−15:20県道交差点15:23−15:25尾鷲神社−15:35県総合庁舎前BS15:50−15:58鷲毛BS−16:06道の駅海山 |
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行程 断面図 |
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※標高には誤差がある可能性があります |
昨日,息子が馬越峠を歩いてきたというので,もうお昼前であったが,我々も行ってこようかと出かけることにする.道の駅海山に駐車し,食堂で昼食をとる.登り口の駐車場が空いていないかもしれないと,道の駅に駐車したまま鷲毛の登り口に向かう.「世界遺産熊野古道伊勢路 馬越峠へようこそ」の大きな絵地図の看板がある.石畳の古道に入る.程なく左手に石積みの祠が現れる.夜泣き地蔵である.明治までは旅人の無事を祈る石地蔵があったと言われる.やがて地区の人々が子どもの夜泣き封じを祈って”夜泣き地蔵”と呼ばれるようになったとのこと.すぐその先には小さな流れの上に,大きな一枚岩の橋がかかり,その先へと石畳道が続いている.さらに登っていくと,やがて右側が大きく伐採された明るいところにでる.さらにその先で林道と交叉する.ここでちょっと一休み.
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馬越峠登り口
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登り口に立つ絵地図看板
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石畳道を登る
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きれいに敷き詰められた石畳道
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夜泣き地蔵
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流れにかかる一枚岩の橋とそれに続く石畳の古道
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伐採跡にでる
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さらに登って,道が平坦になってくるとまもなく峠(標高325m)である.峠には休息所が設置されており,ベンチもおかれている.一段高いところに,俳諧師可涼園桃乙の句碑「夜は花の上に音あり山の水」が建っている.尾鷲の町並みが見渡せるベンチに座り,コーヒータイムとする.
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大木の横を行く
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木の根のレリーフ
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まもなく峠だ
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馬越峠
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可涼園桃乙の句碑
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尾鷲の町を展望しながらコーヒーブレイク
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ここから30分ほど登った天狗倉山の大石の上からの展望が最高だが,今回はパスすることとし,下りにかかる.途中煉瓦積みの祠の桜地蔵がある.脇に立つ看板には,石畳について「全国有数の多雨地帯である尾鷲地方の熊野古道石畳は,大雨による路面の流失や崩壊を防ぎ,夏草やシダ類などの繁茂を抑えて道筋を確保するためであった.」とある.さらに下ると,尾鷲側の登り口である馬越公園である.役行者をまつる行者堂やトイレなどがある.
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道標
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尾鷲に向かって下る
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樹林の中の道
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桜地蔵
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馬越公園に到着
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尾鷲側登り口
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さらに下っていくと,傍らに大きな石に刻まれた歌碑が建っている.野口雨情の尾鷲小唄の一節のようだ.その先には徳本上人名号碑として「南無阿弥陀仏」の六字を刻んだ碑が建っている.さらにその先には“惣廻り小屋跡”として,「江戸時代,ここに紀州藩尾鷲組の”惣廻り小屋”(現在の警察署)があ」ったとの説明看板がある.その先で県道に行き着く.と,なにやら大きな音楽がかかり,数人の警察官が交通整理をしている.聞くと,八幡神社の祭礼とのこと.山の上まで聞こえていた音楽は,この祭りの音楽だったようだ.県道を右折し,バス停を目指す.途中の尾鷲神社はヤーヤ祭りで有名なところ.境内に大きな楠が2本あり,樹齢千年以上と推定されるとある.国道に出て,県総合庁舎前のバス停よりバスで鷲毛まで移動し,道の駅に到着する.
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野口雨情の尾鷲小唄の一節を刻んだ歌碑
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徳本上人名号碑
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惣廻り小屋跡の説明看板
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にぎやかな音楽はお祭りだった
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尾鷲神社の楠の大木
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