熊野三千六百峰(百間ぐら より) |
■ | 日 時 | 2014年4月26日 |
■ | 天気 | 曇りのち晴れ |
■ | 同行者 | KT氏、SY氏、YH氏 |
■ | 行程 | 小和瀬登り口9:25−9:34尾切地蔵−10:34桜茶屋跡10:49−11:05桜峠−11:35石堂茶屋跡−11:43賽の河原地蔵−12:00林道交差12:42−12:57百間ぐら13:04−13:26松畑茶屋跡13:43−14:39請川登り口・駐車地【11.7km】 |
■ | 行程 断面図 |
※標高には誤差がある可能性があります |
先日歩いた大雲取越の続き、熊野古道中辺路の小雲取越を歩いてきた。
朝8時、車2台で出発。一台を降り口の請川におき、もう一台で登り口の小和瀬へ向かう。休憩所の前の駐車場に車を停め、出発準備をする。ここはかつては渡し場があったところのようで、その説明看板がある。今は立派な橋が架かっている。橋を渡り少し舗装路を歩いたところで古道に入る。杉の林の中の石段道である。今回もおよそ500mおきに立てられている道標を目印に進む。始まりは30番である。これを54番まで歩くことになる。道は広く、立派である。しばらく行くと尾切地蔵である。やさしい顔のおじぞうさんである。台座には文化七年と刻まれている。ところどころに平らな道を交えながら石段道を登って行く。ちょうどモチツツジや馬酔木の花が満開である。また、ところどころに歌碑も設置されている。ずんずんと登って、桜茶屋跡に到着する。休憩所が設置されており、ここまで1時間余、大休止とする。遠くに見える山並みは大雲取山だろうか。
小和瀬橋を渡って出発 |
石段道を登る |
イモリが歩いていた |
およそ500m毎に設置されている道標 |
尾切地蔵 |
コメツツジが咲いていた |
もくもくと登って行く |
モチツツジが満開だ |
石段道が続く |
幅広く快適な道だ |
ところどころにこのような歌碑が立っている |
馬酔木の花も満開だ |
桜茶屋跡の休憩所に到着 |
桜茶屋跡 |
大雲取方面の山並み |
一息ついて出発。植林された杉の林の中を登って行く。コメツツジの花が咲いている。テンナンショウの仲間もちょうど花を咲かせている。やがて桜峠である。吹く風に汗も引き、快適な古道歩きができる。ここから少し下った後、上り下りを繰り返して石堂茶屋跡、“熊野詣で亡くなった人々を供養するために作られたものと思われる”と説明看板にある賽の河原地蔵等を見ながら進む。やがて右下に舗装された林道が見えてくる。古道はその先で林道と交差する。時刻もちょうど正午である。林道を少し行った広場で昼食とする。
テンナンショウの仲間 |
コメツツジの花も満開だ |
快適な道を行く |
杉林の中の道 |
あと9.2km |
歌碑 |
桜峠 |
新緑の道 |
木漏れ日 |
これもテンナンショウの仲間 |
イズセンリョウも花を咲かせている |
コメツツジ |
快適な道が続く |
石堂茶屋跡 |
賽の河原地蔵 |
古道に戻り、アップダウンを繰り返しながら登って行くと、突然展望が開ける。百間ぐらである。遠くまで、熊野三千六百峰ともいわれる山並みが幾重にも重なっている。傍らにはお地蔵さんが祀られている。ここでアメリカから来たという二人連れに出会う。さて、ここからは小さなアップダウンがあるものの請川を目指して下るのみだ。広い快適な道を行く。途中松畑茶屋跡のベンチで大休止をとり、どんどん下って行く。やがて熊野川が眼下に見えてくると間もなく集落に出る。民家の間を通って、下りついたところが、朝車を停めた請川である。
百間ぐらへの登り |
百間ぐらに到着 |
百間ぐらからの展望
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快適な道を請川に向かって下る |
熊野川が見えてきた |
ようやく請川に到着 |
先日の大雲取越えは急坂の上り下りがきつかったが、今回は、前半こそ少し厳しい登りがあったが、後は快適な古道歩きをすることができる素敵な道であった。