■観音道〜波田須を歩く■
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観音道 |
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日 時 |
2014年3月31日 |
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天気 |
晴れ |
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同行者 |
K |
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行程 |
大泊駅11:40−11:54観音道入口−12:50泊観音13:18−13:30大吹峠への分岐−14:09波田須側登り口−14:20波田須の文字岩−14:28おたけ茶屋跡−14:39天女座−14:57徐福の宮15:02−15:23徐福茶屋−15:28波田須神社−(波田須道〜国道311号)−15:46徐福茶屋−16:09波田須駅【7.3km】 |
暖かい春の一日、熊野古道の観音道をたどって泊観音を訪ねた。その後徐福上陸の地ともいわれる波田須の里へ下り、付近を散策した。
車を停めた大泊駅は桜が満開である。その下で花見を楽しんでいるグループがいる。その横を通って観音道入口に向かう。旧国道でJRの線路の下をくぐり、昨年開通した高速道路の下をくぐって行くと、道路わきに数体の石仏が祭られている。その先前方に見えるのは清滝である。昨日の雨のせいか、少し水量が多いようだ。国道と出会うところが観音道の入口である。ここにも数体の石仏が置かれている。観音道に入ると、苔むした石畳の道である。しばらく行くと、最初の石仏が迎えてくれる。十七ばん六波羅蜜寺とある。植林された中の道であるが、なかなか雰囲気がいい。道端に丁石が置かれている。道端のところどころにおかれている石仏の横をずんずんと登って行く。ウグイスが盛んに鳴いている。やがて沢の脇に数体の石仏が並んでいるところに到着。小休止とする。
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大泊駅の桜は満開だ
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観音道登り口へ向かう途中の石仏
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清滝
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観音道入口
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観音道入口の案内板
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観音道入口にも石仏が並んでいる
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石畳の観音道
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ところどころに石仏が置かれていいる
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桧の林の中を行く観音道
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丁石も置かれている
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沢のほとりに石仏が並んでいる
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ここまではまばらであったが、この先には石仏が多い。ほどなく第三十三番の石仏に到着。谷汲山華厳寺とある。少し広くなっていて、脇に小さな祠もある。ここからひと登りで泊観音である。途中案内看板を見る。振り返ってみると、木々の隙間から七里御浜がのぞいている。分岐に出て左にたどると泊観音である。年配の女性グループが休憩している。前に来た時には崩れかかった建物があったと記憶するが、その半分は撤去されていた。2体の地蔵がまつられている。脇の崖地にある岩のくぼみが案内看板にあった千手観音菩薩を収めたという岩窟だろう。我々もここでお昼とする。
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石仏
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第三十三番の石仏
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泊観音下の案内看板
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分岐に立つ道標
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振り返ってみると木々の間に七里御浜が見える
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泊観音に到着した
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二体のお地蔵様
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岩窟
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さて、ここから波田須側に向かうこととする。杉木立の中の道を進む。足元に丸いキノコを見つける。ホコリタケだっただろうか。緩い登りとなり、登りついたところが大吹峠へ向かう道の分岐である。オタオ山への道も分岐している。ここからは急坂の下りとなる。スリップしないように気をつけて下る。やがて沢音が聞こえてき、沢沿いの道となる。沢にかけられた小さな橋を渡ったところに石組があるのに気づく。よく見ると対岸にも石組が続いている。猪垣である。その先、耕作の放棄された畑の横を通り、波田須側の登り口である国道に降りつく。
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杉木立の中の道
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ホコリタケ?
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ひと登りすると・・・
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大吹峠への分岐だ
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杉木立の中の急斜面を下る
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沢沿いの道
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小さな橋を渡ると・・・
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対岸に猪垣が見えた
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波田須側登り口
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国道を少し先に進み、右に折れて波田須の集落に入る。ここ波田須は、秦の始皇帝の命により不老不死の妙薬を求めてやってきた徐福の上陸した地とされている。平地がなく、海からすぐに山に続く斜面に家が建てられている。その家々の間を抜けて坂道を下って行く。文字岩に行こうとするが、道がはっきりしない。出会った土地の人に道を聞き、ようやく行き着く。岩に「勤愼忍」の文字が掘られている。その前の畑にレンゲソウが咲いている。元の道へ戻り、おたけ茶屋の跡を見る。天女座でコーヒーでも飲もうかと、急な坂道を登っていくが、あいにくと休業日であった。元の道に戻り徐福の宮を目指す。しばらく行くと、前方に大きな楠のしげる小さな森が見える。徐福の宮である。赤い鳥居の向こうに社がまつられており、その横に徐福の墓がある。宮の入口のところには不老不死の薬といわれる天台烏薬の木が植えられている。
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坂を下って波田須の集落に入る
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波田須の文字岩
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解説板
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レンゲソウの花が咲いていた
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道標
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おたけ茶屋跡の案内看板
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海が見える
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キケマンの花が咲いている
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徐福の宮の森が見えてきた
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徐福の宮
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徐福の墓
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解説板
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天台烏薬
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鎌倉時代の石畳が残っているという古道を歩こうと、波田須神社を目指す。急坂を国道まで登る。途中の道端に春の草花が咲いている。国道に登りついたところに徐福茶屋があるが、ここも休業中であった。国道を渡って波田須神社へ寄り、古道に入る。ここも石畳のきれいな道である。その先の80mほどが鎌倉時代の石畳とのことである。石畳の先から国道に戻り、波田須駅を目指す。坂を下った先にある駅は無人である。久しぶりに乗る汽車で大泊駅まで戻る。
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スミレの花が咲いていた
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高台から見る徐福の宮
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徐福茶屋
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波田須神社
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波田須の道の案内看板
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波田須の道へ入る
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鎌倉時代に作られた古道の石畳
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振り返って見る
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案内看板
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徐福茶屋の脇に立つ案内看板
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波田須駅
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列車がやってきた
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