不動の滝 |
■ | 日 時 | 2014年3月19日 |
■ | 天気 | 晴れ |
■ | 同行者 | 単独 |
■ | 行程 | 林道終点駐車地14:10−14:29鳥居・道標14:33−14:40不動の滝14:56−15:07鳥居・道標−15:28無名滝15:32−15:40滝口への降り口−15:44滝の落ち口15:51−15:55滝口への降り口−16:04無名滝16:07−16:20鳥居・道標−16:40林道終点駐車地 |
御浜町の妙見山と不動の滝の間にルートがあることは知られていたが、廃道になって久しいのか、たどろうとしても分からなかったという話をこれまでに聞いていた。ところが、最近知人のグループが、育生町のがんがら滝から妙見さんに上り、不動の滝へ降りるルートをたどり、テープをつけてきたとの話を聞いた。そこで、午後からではあったが、思い立って出かけてきた。
神木の集落の奥、林道をたどると鳥居が立っている。その先が駐車地である。目の前に大きな堰堤がそびえている。その奥には大きな岩倉が。不動の滝の案内に従って山道に入る。川向こうの山には、岩壁を背景にして山桜が満開の様子。しばらく、よく整備された道を歩く。やがて森の中に入り、苔むした大きな岩の間をこれまた苔むした石段が続く。沢を渡り、なおも登っていくと、鳥居が見えてきた。その足元に“右ハ不動道、左ハ妙見道”の道標がある。まずは不動の滝へ行くことに。
駐車地の正面に大きな堰堤が |
登山口 |
対岸には岸壁を背に山桜が咲いている |
よく整備された道を行く |
森に入ると、周りの石が苔むしている |
小さな沢を渡る |
ひさしのように大きく張り出した岩があった |
鳥居が見えてきた |
ここが不動の滝と妙見山との分岐 |
鳥居をくぐり、石段を登る。大きな岩の積み重なりを越えていくと、目の前に両側から巨大な岩壁がせり出してきて、その間にわずかなすきまがある。すきまを通って中に入ると、そこは周りを岩壁に囲まれた巨大な空間である。そして正面見えるのが不動の滝だ。水は流れ落ちるというよりは、落ち口で散らばって雨だれのように落ちている。空間の左側をたどって上に上ると、少し広くなっていて、祠が祭られている。その横には不動明王が祭られている。その前をたどると滝の裏側に行くことができる。見上げると、天から水しぶきが降り注いでいる。何とも不思議な感じである。
鳥居をくぐり、石段を登る |
大きな石の間を登っていく |
両側から岩壁が迫っている |
岩壁の隙間の向こうに不動の滝が見える |
この岩壁の隙間を通ってこの不思議な空間の中に入ってきた |
祠がある |
不動明王 |
天から水しぶきが降り注いでいる |
滝の落ち口を見る |
不動の滝を後にし、鳥居まで戻る。ここから妙見山への道を少したどってみることとする。すぐに小さな沢を渡る。木に真新しいピンクのリボンが結び付けられている。これが知人たちがつけた目印のようだ。ところどころ道型も認められるが、踏み跡もかすかで、ピンクのリボンを頼りに先へ進む。しばらく行くと、滝が現れる。緑に苔むした岩壁を背景に流れ落ちているきれいな滝だ。よく見ると、その上にももう一段滝が見える。もう少し先をたどってみようと、滝の前を渡る。その先は植林地で、道ははっきりしない。左側に岩壁が迫る中を登っていく。正面にも岩壁が現れ、その下を左に回り込むようにして登っていくと、はっきりとした道型が現れた。これが妙見山への道だろう。目の前の木に“滝頭まで5分”と書かれたプレートがかかっている。先ほどの上段の滝の落ち口へ降りる道のようだ。急な道を下っていくと、滝の落ち口に出る。そのすぐ上にも小さな滝がかかっている。正面の木々の間から海がかすんで見えている。 さて、今日はここまで、来た道を引き返す。
沢を渡る |
踏み跡もかすかだ |
炭焼き釜の跡があった |
無名滝 |
さらに植林の中を登る |
左側には岩壁がそびえている |
はっきりとした道型が現れた 妙見山への道 |
滝の落ち口 |
木々の隙間から海が見える |
すぐ上流にも小さな滝が |
不動の滝から妙見山への道は、澄んだ水の流れる渓流と滝、そして苔むした岩など、とてもいい感じのところであった。リボンのマーキングはあるが、道は不明瞭なので、出かけるには注意が必要であろう。