加茂助谷ノ頭

加茂助谷ノ頭

加茂助谷ノ頭を下る
               
登山日  2017年2月4日
天気  快晴
同行者  Jino
行程 登山口8:20−9:48花抜峠10:05−10:33(休憩)10:44−10:45 P1094−12:03苔の原13:17−13:32与八郎高14:10−14:17加茂助谷ノ頭14:22−15:34花抜峠15:40−15:49花抜山15:55−16:05花抜峠−17:15登山口   
(途中休憩、撮影時間含む)



Jino氏とは,有志による正月の山行で知り合った.最近精力的に山歩きを楽しんでいるようだ.この正月,須賀利大池へ行った際に,どこか雪のある山へ行こうかと話していた.三峰山がいいかなと思っていたが,先日行ったばかりだ.加茂助谷ノ頭へも行きたいと行っていたのを思い出し,計画した.

  今日は高気圧に覆われ,天気も良さそうだ.6時過ぎ自宅発.途中Jino氏を乗せ,一路登山口を目指す.大台林道を,落石に注意しながら登っていく.所々に雨水を流すためかかまぼこ状に土盛りがしてあり,乗用車での通行は難しいだろう.途中,奥坊主のとがった山頂や小木森の滝が朝日に輝いている.花抜峠登山口の路肩に車を停め,出発準備.登山道はわずかに雪が残っているのみ.しばらくは植林の中を行く.途中,少し開けたところからは,銚子川の河口付近が望める.花抜峠近くの登山道上には小木が生え煩わしかったのが,誰かが切ってくれたのか,ずいぶんと歩きやすくなっていた.やがて花抜峠.所々に雪だまりが残っている.その中を鹿が一頭斜面を駆け下りていった.ここで大休止.熊野灘を見下ろす展望を楽しむ.木々のすき間から,これから登る加茂助谷ノ頭も見えている.

   
奥坊主
林道から見る奥坊主

 
小木森滝
林道から見る小木森滝

 
道
植林地の中を行く登山道はうっすら雪が残っている

 
展望
途中,銚子川河口付近がよく見える 

 
花抜峠
花抜峠が見えてきた

 
展望
花抜峠からの展望
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加茂助谷ノ頭
木間越しに加茂助谷ノ頭が見える 
 

さて,出発.土倉古道に入る.しばらく行くと,日陰になるせいか,古道は一面雪に覆われている.積雪後,入山者はいないようだ.しばらく進んだあと,この先崩落地があったなあと思いだし,尾根にのる.尾根上も,まばらに雪が残る状態だ.1094mピークの手前に大きな枯木があり,その上に新しい木が葉を広げている.展望もいいので小休止する.この先段々と雪も増えてくる.やはり入山者はいないようだ.キツネだろうか,きれいな雪面に一直線に伸びる足跡の脇に,無粋な登山靴の足跡を付けていく.加茂助谷の頭の南側をトラバースして苔の辻に到着.苔の上は暖かいのだろうか,雪が融けている.時刻も正午を過ぎている.日だまりで昼食とする.青い空に白い雪,寒くもなく,目の前の展望を楽しみながらの至福の時である.

土倉古道
花抜峠から土倉古道に入る

 
土倉古道
土倉古道 積雪後入山者はいないようだ 

 
枯木
1094mピーク下の大きな枯木とJino氏

 
展望
1094mピーク下から熊野灘を望む

 
足跡
キツネだろうか,小動物の足跡が一直線に続く

 
道
冬枯れの中の道を行く

 
苔の辻
苔の辻に到着

 
草
雪の下から顔を覗かせる草

 
展望
目の前の展望を楽しみながら昼食をとる

 
雪
雪の上に残る風紋と木の影

 

さて,加茂助谷ノ頭へ向かおう.まずは与八郎高である.ここからの展望がこの山行のメインである.いつ来てもいい.目の前に太平洋.眼を移していくと,遠く志摩半島方面から那智の山まで一望である.反対側に目を向けると,目の前に大台ヶ原.そして遠く台高山脈北部の山まで見渡せる.展望を楽しんだあとは,隣の加茂助谷ノ頭へ.こちらは残念ながら展望がきかない.わずかに大台ヶ原方面が望めるのみだ.

       
道
与八郎高への登り

 
道
与八郎高への登り(Jino氏撮影)

 
展望
与八郎高からの展望 熊野灘

 
展望
与八郎高からの展望 遠く那智の山まで望むことが出来る
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大台ヶ原
目の前に雪をかぶった大台ヶ原が見える

 
展望
与八郎高からの展望 台高山脈の山並み
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迷岳
木々の間からは迷岳,三峰山も見える

 
加茂助谷ノ頭山頂
加茂助谷ノ頭山頂

 

さて,下山にかかる.与八郎高との鞍部から下る.適当な雪の量で,快調に下ることが出来る.花抜峠に到着してひと思案.当初,帰りは花抜山を越えて千尋トンネンルへ下ろうと考えていたが,時刻は15時半をまわっている.しかも初めての道である.とりあえず行ってみようかと,花抜山に向かう.程なく到着.その先を見るとなかなかの急坂である.しかも雪がついている.ここまでアイゼンなしでこられた.アイゼンをつけるのも面倒だ.潔くあきらめ,元来た道を戻ることにする.歩を急ぎ,暗くなる前に無事登山口に着くことが出来た.

道
加茂助谷の頭から下る

 
沖見高
途中から見る沖見高(中央のピーク)

 
花抜山
花抜山

 
花抜山山頂
花抜山山頂 

 

天気もよく,雪と展望を楽しむことの出来る山行だった.


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